TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

次世代型管理サービス「TERAS(テラス)」顧客の課題解決にかける想い
2021.04.07 商品紹介コラム

FireShot Capture 057 - ゴミ箱容量やトイレの行列、残量のリアルタイム管理 - TERAS produced by TERAMOTO - t-teras.jp

2020年6月、環境衛生用品メーカーであるテラモトの実績と知見、多様な製品群を活かした次世代型のビルメンテナンスや管理を実現する新サービス「TERAS(テラス)」がスタートしました。奇しくも、新型コロナウイルス感染症が大流行し、働き方や業務の進め方の転換が迫られている世情のなか、TERASはお客様が抱える課題にどのようなソリューションを提供するのか。今回はTERASのサービスとそれに懸ける私たちの想いについて紹介させていただきます。

TERAS(テラス)公式サイト

効率化・多機能化が求められる管理業務と環境衛生用品

従来、ビル管理や清掃業は、清掃・管理スタッフのマンパワーによる「労働集約型」とされてきました。ただ、少子高齢化による働き手の減少、働き方改革よってパートなどの非正規労働者の人件費が増大するリスクが拡大しており、少ない人数で効率よく業務を進めることが経営そのものにおいて重要な課題となっています。
その一方、SNSの普及によって施設の利用者の発信力が向上し、また清潔さなどを求める基準も上がりつつある今、現状維持ではなくより良いサービスの提供も追及しなければなりません。そのためには既存の業務体制や道具の刷新はもちろん、これまでとは大きく異なるツールの活用が重要になるでしょう。
環境衛生用品においても、ネットワークやITを活用した利用者ファーストな設備の需要が高まっています。より効率的でサービスの質を高めること、両立が難しいこれらの課題を解決するためのサービスが「TERAS(テラス)」です。

テラモトのサービス「TERAS」とは

TERS(テラス)では現在、検温・消毒の非接触装置「TERAS CARE」、トイレ管理の効率化と環境改善のための「TERAS PLACE」、ゴミ箱の収集などをより効率的し環境美化にもつながる「TERAS BOX」の3サービスを提供しています。

ただ、それだけではありません。TERASはお客様の課題を解決するサービスの総称であり、現在もNEXT CHALLENGEとして喫煙所や医療施設のゾーニングといった各施設の場所や用途に合わせたサービスの開発を進めているのです。

スマートな健康管理を創造する「TERAS CARE」

新型コロナウイルス感染症の流行によって、オフィス・ビル管理のニュースタンダードになったのが「受付時の検温・消毒」です。係員を配置してガンタイプの検温器を活用する方法がメジャーですが、この方法では専属の人員を配置しなければならないため、人件費が増大するほか、訪問客が多い施設の場合は行列が出来てしまい、利用者の満足度が低下したり、逆に感染リスクが高まる可能性が生まれてしまいます。

そのような課題を解決するためのサービスが「TERAS CARE(テラスケア)」です。「TERAS ゲートキーパー」という顔認証+体温検知を自動的に行う装置を使ったサービスで、カメラの前に顔を移すだけで「発熱」、「マスクの不着用」などを数秒で検知して訪問者や利用者に知らせてくれます。さらに自動でアルコールも噴霧する機能が搭載されているので、これからニュースタンダードになり得る窓口での作業をスムーズに進められるでしょう。

※出典:テラモト「TERAS CARE-テラスケア-

トイレの混雑解消やスマートな管理を実現「TERAS PLACE」

商業施設や観光施設など、大人数が利用するトイレを効率的に管理することは、利用者の満足度の向上につながる重要なポイントです。「TERAS PLACE(テラスプレイス)」はセンサーを活用してトイレの利用状況を可視化するシステムで、IoTクラウドサービスを介して利用者、従業員(スタッフ)、管理者がシームレスに連携可能となります。トイレの空室状況はもちろん、行列に並んでいる人数、使用時間まで把握できるので、利用者は空いているトイレを使いやすくなります。さらに清掃スタッフは空いているトイレから掃除できるので、待ち時間の削減にもつなげられますし、管理者は緊急時にも迅速に対応可能になるなど「三方良し」の環境が構築できるのです。

※出典:テラモト「TERAS PLACE-テラスプレイス-

ゴミ箱を可視化し、キレイを保つ「TERAS BOX」

ゴミ箱の管理をよりスマートにして、いつでも綺麗な環境を保てるサービスが「TERAS BOX(テラスボックス)」です。清掃スタッフの確保が困難になりつつある現在、回収が間に合わずにゴミ箱から投棄されたゴミが溢れているケースが問題になっています。
限られたリソースで効率良くゴミを回収するには、ゴミがどれだけ溜まっているのかリアルタイムに確認できる環境を構築し、効率的に回収するルートなどを柔軟に組み立てられる体制を作り上げる必要があります。

TERAS BOXは施設内の各ゴミ箱にセンサーを設置し、クラウドを通じてタブレットなどの端末で簡単に現在のゴミ箱の状態が確認可能。必要なタイミングで回収できるほか、臭いや熱などを探知する機能を搭載することで、利用者に不快な感情を抱かせない環境の構築が可能になります。
また、まだ十分に容量が残っているゴミ箱も把握できるので、無駄な回収作業を削減でき、人材不足の解消にもつながります。

※出典:テラモト「TERAS PLACE-テラスボックス-

TERAS CAREの導入事例:明治学院大学

コロナ禍で大きな影響を受けた施設が、学校などの教育機関です。特に大学は数千人を超える学生に対して校内での感染予防を正しく行う必要があり、学校経営における大きな課題の1つとされています。
明治学院大学は2つのキャンパスで計9台のTERAS CAREを設置することで、安全性の向上を図りました。検温と手指消毒が非接触であること、さらに日本語のアナウンスが流れるなど担当者がいなくても、不特定多数の利用者が正しく使える機能が搭載されていることがコロナ対策に有効と判断していただきました。

※出典:テラモト「導入事例:明治学院大学

TERAS PLACEの導入事例:ゲートシティ大崎

東京有数のビジネスエリア「大崎」にある巨大複合施設、ゲートティ大崎にTERAS PLACEは導入されています。利用目的は、感染症のリスク低減のために必要な喫煙室の人数制限を正しく管理、運用するためです。
利用者数はもちろん、待ち人数も把握するために喫煙室の前にはセンサーを搭載したマットを設置することで可視化を実現しました。
カメラによる目視での管理よりも、利用者の抵抗感を低めつつヒューマンエラー防止にもつながる体制の構築に活用されています。

※出典:テラモト「導入事例:ゲートシティ大崎

最先端のサービスを提供し続けるために

テラモトは環境美化用品のメーカーであり、90年以上もゴミ箱やマット、清掃用品などを作ってきました。私たちは、これまで培ってきた技術、ノウハウを活かしつつお客様の更なる快適を実現できないか、との思いから、自社製品にIoT技術を組み合わせることを考えました。現在はゴミ箱×IoT、マット×IoTといった既存製品にセンサーや通信機能を掛け合わせることで業務の効率化や安心・安全、品質向上が実現できるサービスをご提供しております。

これらサービスを作るにあたっては、センシングをより鋭く安定的にデータをとれるような製品形状であったり、素材の選択を行なったり、利用されるお客様にこれまで提供してきた製品の使い勝手の良さや耐久性を損なうことのないよう工夫を盛り込みました。ただセンサーのついたIoT製品といった枠組みではなく、業務用の耐久性や品質も維持し、安心してご使用いただけるテラモトならではのIoT製品を提供していけるよう開発を進めています。

また、お客様の声にしっかりと耳を傾け、よりよいサービスがご提供できるよう、新しいサービスの開発や既存サービスの改善なども行なっております。これまでと同様、お客様と一緒に課題が解決できる仕組み、運用、サービスを追求し、これからも皆さまの快適な環境創りのお役に立てるよう努めてまいります。

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