マイクロファイバータオルとは?使い方や特徴を解説
2021.03.31
お掃除コラム
道具の使い方
毎日のお掃除や、ちょっとした汚れに気づいたとき、どんなことをしていますか?
雑巾やペーパータオルでさっとふき取る……そんな場面が思い浮かびます。
そんなとき、便利なのがマイクロファイバークロス。最近どんどん普及しているので、実はお家のなかに何枚かあるかもしれません。
今日はそんな次世代のお掃除用クロスに使われている『マイクロファイバー』について、チェックしていきたいと思います。
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マイクロファイバーってどんなもの?
マイクロファイバーとは、ナイロンやポリエステルからできている合成繊維。
最大の特徴は、糸の細さです。
なんとその細さは8マイクロナノメートル――これは髪の毛の100分の1しかありません。
天然繊維では絹などが細く滑らかですが、マイクロファイバーはそれ以上の細さをもっています。
そしてもうひとつの特徴は、繊維の断面。
もちろん目で見ることはできませんが、マイクロファイバーの断面はエッジのきいた三角形が集まっているような形になっています。
このエッジが、天然繊維で作られたクロスにはない、抜群の吸水力の理由です。
繊維の凹凸が生み出す“毛細管現象”がお役立ち!
子供のころに理科の授業で習った『毛細管現象』、覚えていますか?
簡単に説明すると、液体の入った容器に細い管を入れると、液面より高い場所まで水が入り込んでくる現象です。
コップにストローをたてると、ストローの中にいっきに水が昇ってくる……そんなイメージでしょうか。
実はマイクロファイバークロスの表面でもこの『毛細管現象』が起きています。
繊維表面の目に見えない凹凸の間にある、細かな隙間。この隙間が水分に触れたとき、毛細管現象を起こして水を吸い上げます。
マイクロファイバーの隙間は、他の繊維とは比べ物にならないほど多く、これが抜群の吸水力を発揮しているのです。
日常生活のなかにたくさんある、マイクロファイバー
マイクロファイバーは日本で開発され、その後安価で製作されるようになり普及していきました。
実は生活のなかにたくさんのマイクロファイバー製品があるのです。
代表的なものを見ていきましょう!
タオル
吸水率と速乾率の高さはタオルにもってこいの特徴です。濡れた体や髪の水分をすばやく吸収してくれるフェイスタオルやバスタオル、乾くのが速く清潔さが保てるバスマットなどが人気です。
お掃除グッズ
雑巾や布巾のように使えるマイクロファイバークロスは、ここ最近100円ショップなどでも売られておりよく見かけます。他にも、モップタイプやハンディタイプなど、掃除場所に合わせていろいろな形状のお掃除グッズがでています。
衣類・寝具
冬になると大活躍のフリース素材の衣類や、ヒートテック機能つきの下着、ここ最近流行っている、着ることができる毛布。
実はみんな、マイクロファイバーでできています。
マイクロファイバー素材は極細繊維の中にある“隙間”内に空気が留まることで保温性が高くなっています。また、吸水・速乾性にすぐれているため、寝具や下着にも最適です。
次世代のお掃除クロス、マイクロファイバークロスが役立つワケ
マイクロファイバークロスは、お掃除クロスとしてどのように役立つのか、その特徴と一緒に見ていきましょう。
吸水性・速乾性がバツグン
“毛細管現象”を持つマイクロファイバークロスは吸水力が高いことはもちろんのこと、乾くのがとても速いという特徴を持っています。その速さは綿製品に比べて約2~6倍の速さともいわれています。
汚れをしっかり落としやすい
繊維の小さな凹凸が、目に見えないほど細かなホコリや油膜などの汚れをごっそりからめとってくれます。乾いた状態だと静電気を発生しやすく、テレビなどの家電のお掃除にも使えます。
雑菌が繁殖しにくい
雑菌は天然の素材をエサにするため、布製の雑巾・布巾に比べ、合成繊維のマイクロファイバーでは繁殖しにくい特徴があります。水分が速く乾くこともあり、お掃除後の雑巾にありがちな嫌なニオイも抑えてくれます。
tidyのワイプクロスは制菌・抗菌防臭効果を発揮する多機能性触媒TioTioを浸潤させたマイクロファイバータオルです。一般的な製品よりさらに雑菌が繁殖しにくくなっているためおすすめです。
繊維が柔らかく素材を傷つけない
マイクロファイバーは繊維が細かく柔らかいので、鏡やガラス、金属など傷つきやすい素材で出来ているものをお掃除する時に役立ちます。
丈夫でかさ張らない
マイクロファイバークロスと、綿などの天然素材でできた雑巾・布巾を比べた時、大きな違いはやはりクロスの厚みと丈夫さです。マイクロファイバークロスはほつれにくく、厚みも布に比べて半分ほど。汚れてもすぐに洗えて、たくさんあっても収納しやすいです。
カラーリングが豊富で使い分けができる
従来の布製雑巾・布巾に比べ、マイクロファイバークロスはカラーリングが豊富です。
掃除をする場所ごとにカラーをわけておくと、より衛生的・効率的に使うことが可能です。
マイクロファイバークロスはどんな場所のお掃除に最適?
柔らかく素材を傷つけにくいという特徴を持つマイクロファイバークロス。
窓ガラス、鏡、スイッチ、蛇口、メガネのレンズ、車体の表面、フローリングといった場所のお掃除に最適です。
また極細繊維の凹凸は、ホコリだけでなく手あか汚れなどもすっきりと取り除いてくれます。
から拭きでも充分ホコリや汚れが落ちるので、水や洗剤を使えない家具・家電のお掃除にもぴったりです。
キッチンや洗面所などの水回りでは、お掃除中だけでなく使ったあとの水分をさっとふき取るだけでも清潔さがアップ。
お家のなかはもちろん、オフィスや商業施設の清掃道具としても、マイクロファイバークロスは活躍しています。
マイクロファイバークロスのお手入れ方法や、気を付けることは?
マイクロファイバークロスは、繊維の小さな隙間に汚れをからめってお掃除します。
手触りが少しゴワゴワしてきたら、汚れがたまってきているのかもしれません。ホコリをたくさんからめ取ることができるので、お手入れはこまめに行うのがベスト。
とても乾きやすいので、お掃除のあとはすぐに洗ってしまいましょう!
手洗いでさっとお手入れ
水のなかで軽くもみ洗いするだけでもお手入れできます。汚れやシミなどがある場合は、洗剤を少しだけ入れて洗いましょう。
洗濯機もOK! 注意点だけチェックしておこう
もちろん洗濯機で洗っても大丈夫です。その時はネットに入れて他の洗濯物とからまないようにすることが、長持ちするコツです。
ただし、注意してほしいのは乾燥。マイクロファイバーは熱に弱いという特徴があります。
洗濯機の乾燥機能を使うときは、必ずマイクロファイバークロスだけ出しておきましょう。
速乾性に優れているので、室内干しでもすぐに乾きます。
マイクロファイバークロスの機能、知れば知るほどお掃除に便利だということがわかります。
最近では、両面で織り方を変えて1枚で「あら拭き」と「仕上げ拭き」として使えるものや、抗菌・防臭加工をされた高機能なマイクロファイバークロスも出ています。
ホコリや水分をしっかりと取り込み、こまめに洗えて、すぐ乾く――使ってみると手離せなくなるようなお掃除道具です。
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