TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

掃除機・冷蔵庫・エアコン・洗濯機など、定期的に掃除すべき家電まとめ
2022.02.02 お掃除コラム

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普段の生活において家電は欠かせないものとなりました。家電を購入する際に様々なメーカーで比較検討し、性能や価格を検索する方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、そんな方でも細目に家電を掃除しているという方は少ないかもしれません。

家電はサイズも大きいだけに、動かすのも大変であり、清掃しなくともあまり性能面での不便がないことからも、掃除を後回しにしてしまいがちです。ですが、長い間放っておくと大変な思いをする可能性もあることをご存知でしょうか。以下では、掃除が必要な家電の一例と、その掃除方法もあわせて紹介していきます。

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掃除機

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家庭での清掃に欠かせない掃除機。定期的にゴミは捨てていても、内部まで掃除しているという方は少ないでしょう。以下では、定期的に内部の掃除をしないとどうなるのか、掃除方法も加えて紹介していきます。

掃除していたつもりが雑菌やカビを排気してしまう

掃除機の内部には吸い取ったゴミやホコリが貯まり続けています。たとえ、定期的に中身を捨てていたとしても、汚れ自体は掃除機の内部に蓄積されているのです。そのため、メンテナンスをしないまま放っておくと、雑菌やカビを増殖させてしまい、悪臭の原因となるだけでなく、排気から雑菌やカビを拡散させていたという事態に陥るかもしれません。

当然、これらは人体に対して有害ですので、吸い込むことで健康被害につながる可能性もあるでしょう。とはいえ、掃除する頻度はおおよそ1か月に1度程度で大丈夫です。長い間放置しておくと、吸引力が弱くなり、日々の掃除も非効率になるため、できるだけこまめにメンテナンスを行いましょう。

まとめて洗浄するには重曹水がオススメ

中身を掃除する前にまずは掃除機にたまっているゴミを取り除きましょう。その後、外装を水拭きして、ホコリや手あかをふき取ります。次に、吸い込み口のゴミを取っていきます。吸い込み口の先端には髪の毛やホコリが付着しやすいので、それらを取り除いた後、水拭きをします。

掃除機のフィルターは説明書を確認し、それぞれの機種に応じた清掃方法で洗浄します。最後に、内部のゴミ受け部分を水拭きして完了です。雑菌が繁殖している場合もあるため、アルコール除菌スプレーを用いても良いでしょう。

水拭きだけでは心もとないと思う方は重曹を混ぜた「重曹水」がオススメです。重曹は自然由来の掃除道具のため、人体に対しても無害となっています。それに加えて、外装から内部まで全ての部分で使用できるため、多少の手間を我慢できる方は、重曹水を利用して掃除機をメンテナンスしましょう。

こまめにゴミを捨てるのが大切

日ごろからの対策としては、とにかくこまめにゴミを捨てるのが重要です。ゴミがたまったままだと、掃除機の内部のホコリが掃除機のスキマにまで入り込んでしまいます。

そこからさらに、ホコリを栄養源とした雑菌の繁殖につながってしまいます。内部の拭き掃除が面倒だとしても、こまめにゴミを捨てるのだけは忘れないようにしましょう。

冷蔵庫

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食材を保存する冷蔵庫も普段から清潔にしておかなくてはならない場所の1つです。そのポイントを確認しましょう。

冷蔵庫内はカビが生えやすい環境

冷蔵庫内は風通しが悪く、食料から出た水分、調味料や料理から垂れた汚れなど、カビが繁殖しやすい環境が整っています。また、食品が保存されているため、カビが生えた空間は、衛生的にも好ましくありません。
カビが繁殖した状態に気づかないまま、使用し続けるのは家庭内の健康被害につながり非常に危険です。カビを繁殖させないようにするには、定期的な内部の清掃と、日々の対策が不可欠です。

内部の洗浄には台所用中性洗剤がオススメ

内部の清掃は中に保存している食品類をすべて取り出した後に行いましょう。しっかりと掃除したい場合は、台所用の中性洗剤がオススメです。

中性洗剤は刺激の強い酸性、アルカリ性洗剤に比べて洗浄力は落ちるものの、食品による油汚れ程度であれば問題なく除去してくれます。また、人体に対しても比較的安全のため、安心して冷蔵庫内部の清掃に使用してください。

実際に使用する場合は、水で薄めたものを布巾につけ、そのまま拭き掃除すれば完了です。全ての台所用洗剤が中性というわけではないので、自宅にある洗剤が弱酸性や弱アルカリ性でないかあらかじめ確認しておきましょう。

掃除機のメンテナンスで使用した重曹は冷蔵庫でも使用できます。使用方法も掃除機の時と同様であり、水で薄めた重曹水を布巾につけて拭き掃除しましょう。重曹は中性洗剤に比べても油汚れに強いため、中性洗剤でも落ちない頑固な汚れにはコチラがオススメです。

汚れはすぐに拭き掃除

普段から料理をするという家庭であれば、冷蔵庫に保管している食品の量も多く、全てを取り出して内部の清掃をするのは難しいかもしれません。そうした場合は、日々の対策をきちんと行い、カビを繁殖させないようにしましょう。

例えば、食品のカスや液だれなどの汚れは見つけた段階ですぐにふき取りましょう。汚れた段階であれば、まだ頑固な汚れにはなっていないため、簡単な水拭きでも洗浄できます。特に肉や魚類は内部に汁がこぼれやすいので、取り出す際に確認する習慣をつけるのがオススメです。

また、布巾で水拭きした後に、アルコール除菌シートで再度拭いてあげると、よりカビや雑菌が繁殖しづらい環境を整えられるでしょう。
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エアコン

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エアコンの掃除と言われてもいまいちイメージがつかない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、エアコンも長年放置し続けていると、内部でカビや雑菌が繁殖し、買い替えを余儀なくされるかもしれません。

カビによる健康被害につながる

エアコンの内部はホコリが溜まりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。カビが繁殖してしまうとエアコンの運転時に、室内に送り出されてしまい、住民の健康被害につながります。

外装やフィルターは清掃できても、内部はエアコン本体を分解しなければ、洗浄することはできません。運転時に冷暖房の効き目が悪くなってきた、異臭がする、ホコリっぽく咳が出るなどの兆候が表れれば、内部のメンテナンスを考えてみましょう。

内部の洗浄は業者に依頼しよう

エアコン内部の洗浄は知識のない方が行うのはリスクがあることも理解しておきましょう。
最近ではエアコンクリーニング用の洗浄スプレーが販売されていますが、洗浄力が低く業者に依頼したほうが無難です。
また、知識の浅い方が分解作業に従事したり、内部の電源回路を扱おうとすると、故障の原因になるだけでなく、火災トラブルへとつながる可能性もあります。清掃業者であれば、専用の洗剤や高圧洗浄機を使用して、完璧に洗浄してくれるだけでなく、内部構造に詳しい方が担当するため、分解による故障の心配もありません。
多少の金額はかかりますが、安全のためにもエアコンの内部掃除は清掃業者に依頼するようにしましょう。

日々の対策

日々の清掃としては外装の掃除や、フィルターの洗浄があげられます。特にフィルターはホコリがたまりやすい部分でもあるため、月に1度は掃除すると良いでしょう。
カビや雑菌の繁殖を防ぐだけでなく、エアコンの効き目を上げることにもつながるため、不調が気になった場合、まずはフィルターを掃除してみましょう。

洗濯機

衣服を洗うのに欠かせない洗濯機。まだ大丈夫と放っておくと、取り返しのつかない状態になるかもしれません。具体的に見ていきましょう。

掃除をしないとどうなるのか

洗濯機にカビが繁殖してしまうと、どれだけ洗剤を使っても洗濯物を綺麗にするのは難しいでしょう。むしろ、洗濯物の悪臭にもつながってしまいます。冷蔵庫と同様、風通しが悪く水分も多いため、カビが繁殖しやすい環境が整っています。

また、洗剤のカスや洗濯物の皮脂汚れなどが栄養となって、カビの繁殖を手助けします。洗濯機でカビを繁殖させないためには定期的なメンテナンスを行いましょう。

塩素系クリーナーがオススメ

手早く洗浄するには塩素系クリーナーを使用するのがオススメです。洗浄方法も非常に簡単で、洗濯機の中にクリーナーを投入し、水をためた後で稼働させるだけです。洗浄時間も1時間程度で完了するため、普段は仕事や家事で忙しい方でも問題なく行えます。

ただし、塩素系の臭いが強いため注意が必要です。また、他の洗剤と混ぜると有害なガスが発生する可能性があります。洗浄力が強い分便利ですが、人体にとっても有害なため、扱いには注意しましょう。

乾燥させ、カビに栄養を与えない

普段からの対策としては「乾燥させる」「カビに栄養を与えない」の2点が重要です。
洗濯機内を乾燥させたいならば使用した後に、蓋をあけっぱなしにすることで湿気がたまるのを防ぐと良いでしょう。

乾燥機能が備わっている場合はそちらを使用しても、洗濯機内の湿気を取り除くのが可能です。また、洗濯物を溜めないようにしたり、洗剤の過剰使用をやめるなど、普段の生活からカビの栄養源を取り除いてあげるのも有効でしょう。

日ごろの小さな対策で、洗濯機内にカビが繁殖するのを防ぐよう努めましょう。

照明器具

最後に照明器具についても見ていきましょう。

機能面での低下を招く

照明器具を掃除せずに汚れたまま放置しておくと、ホコリによって明るさが低下する恐れがあります。
また、照明器具の老化にもつながり、効率的ではありません。清掃方法も難しくないため、定期的に掃除しておきましょう。
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定期的な水拭きを心がけよう

基本的には水に浸し、硬く絞った布巾でホコリを除去してあげれば問題ありません。もし、汚れがひどく水拭きだけでは足りない場合であれば、薄めた中性洗剤を使用した拭き掃除を行います。

ポイントとしては水拭きと言っても、硬く絞ることでなるべく水分を残さないようにしましょう。照明器具は金属やメッキ部分も多く、水分や湿気を残してしまうと、サビや変色の原因となってしまいます。
問題ないか不安に感じる場合は、水拭きをした後、再度乾いた布巾で拭き取ってあげると良いでしょう。

家電も定期的に掃除して、快適に過ごそう(まとめ)

家電を定期的にメンテナンスするのは、衛生面だけでなく、性能面、寿命を延ばすという点でも非常に重要です。まとまった時間にすべての家電を掃除しようとすると大変なので、日々の掃除時間に、ついでに行ってしまうのも良いでしょう。

また、使用する際の細かい対策も非常に有効ですので、今回紹介したことを踏まえて快適に過ごしてみてください。

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