「労働災害分類の手引き」(中央労働災害防止協会)によると、
転倒とは、
「人がほぼ同一平面上で転ぶ場合をいい、つまずき、滑りにより倒れた場合等をいう。車両系機械等とともに転倒した場合も含む。交通事故は除く。」となっています。
転倒は、
■通路・作業床等にこぼれた水・油当による滑り
■段差・突起物・床上配線コード等でのつまずき
■床上に露出した配管に足のつま先が入った
等の原因で起こります。
◆墜落、転落と転倒の違い
[転倒]ほぼ同一平面上で転ぶこと
[墜落]40度以上の勾配等から落ちること
[転落]40度未満の勾配等から落ちること
平成20年の労働災害統計によると、全産業で発生した労働災害による死傷者数は、製造業が最も多く、労働災害全体の約1/4を占めています。