駅のゴミ箱の「デザイン」で分別促進！？調査結果とデザインの種類
2020.03.25
業界コラム
ほとんどの駅では、ゴミの分別のために複数のゴミ箱を設置しています。しかし、駅を利用する人のゴミの分別に対する意識は全体としてあまり高くはなく、効率的にゴミを資源化できていないというのが現状です。
そして、この問題を解決するために重要なのがゴミ箱の「デザイン」です。
ここでは、ゴミ箱のデザイン別に行われたゴミの分別に関する実地調査の結果とテラモトで販売している各種ゴミ箱について紹介します。
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デザイン別、駅のゴミ箱の分別の実地調査
大阪大学大学院工学研究科の加藤悟氏および武庫川女子大学の松村憲一氏の論文「鉄道駅のゴミ箱デザインによる分別促進に関する社会実験」において、従来型のゴミ箱、新デザインのゴミ箱、透明型ゴミ箱のどれを設置するかによって分別行動にどのような違いが出るかという調査の結果が発表されました。
ここでは、この実地調査の内容と結果について紹介します。
※出典：「鉄道駅のゴミ箱デザインによる分別促進に関する社会実験」
調査内容
従来型のゴミ箱、分別表示や全体的なイメージを変えた新デザインのゴミ箱、テロ対策等に有効だとされている透明型ゴミ箱をそれぞれ駅に設置し、利用者の分別行動がどのように変わるかについて調査しました。
なお、新デザインの作成にあたっては以下の案が採用されました。
・「一般ゴミ」、「びん・カン・ペットボトル」、「新聞・雑誌」の分別が一目で分かるようにイラスト表示をする
・利用者の目に留まりやすいように、黒を基調として他の色を引き立たせる
・本体と投入口を同じ色にすることで利用者にとって分かりやすい仕様にする
・「ゴミ箱」ではなく「リサイクルボックス」の表示をし、ただのくず入れではないことをアピールする
調査結果
「新聞・雑誌」に含まれる一般ゴミの割合を調査したところ、従来ゴミ箱では約0.8％だったのに対し、新デザインのゴミ箱および透明ゴミ箱では約0.4％と、およそ半分にまで減りました。
また「びん・カン・ペットボトル」に含まれる一般ゴミの割合は、従来ゴミ箱では1.4％、新デザインのゴミ箱では0.5％、そして、透明ゴミ箱では0.4％でした。
この調査結果から、資源ゴミ（新聞・雑誌、びん・・ペットボトル）への一般ゴミの混入を減らすにあたって、新デザインのゴミ箱や透明ゴミ箱の導入は効果的だといえるでしょう。
木目調からポップまで幅広い。ゴミ箱のデザイン
テラモトでは、様々なゴミ箱を取り扱っています。
目的や設置場所、求めるデザインに合わせて、ぜひぴったりなゴミ箱を選んでください。
ゴミ分別促進＋テロ対策におすすめ！“ミエル”シリーズ
内部が見えるタイプのゴミ箱はテロ対策として有効なため、現在利用が推進されています。また先にご紹介した調査からも分かる通り、ゴミの分別の促進にもつながります。
そして、テラモトで販売している捨てられたゴミが見えるタイプのゴミ箱が“ミエル”シリーズ。ゴミ箱の正面に窓が付いているため、何が捨てられているかが一目瞭然です。
とはいえ、見た目が悪いわけではなく、スッキリとしたデザインに仕上がっています。そして、“ミエル”シリーズの工夫は中が見えるということだけではありません。
まず、ゴミ回収用の扉が鍵付きとなっているためゴミが持ち出される心配がありません。またコーナーがラウンド上になっており、安全面にも配慮されています。
さらに持ち手やレールが付いているため、ゴミを回収するときも効率よく行うことができます。“ミエル”シリーズは、一般ゴミ用、もえるゴミ用、もえないゴミ用、新聞・雑誌用、ペットボトル用、プラスチック用、あきカン用、あきびん用と多くの種類が用意されているので、必要なタイプのゴミ箱を選んでみてはいかがでしょうか。
どんな設置場所にも溶け込む“トラッシュボックス”シリーズ
ゴミの分別を促進するのが重要なのはもちろんですが、施設全体の見た目や雰囲気を損なわないのも重要なポイントですよね。
どのようなデザインのゴミ箱がマッチするか分からないという場合におすすめしたいのが、どんな設置場所にも合う“トラッシュボックス”シリーズです。
白をベースとしたシンプルなデザインのため場所を選ばず、落ち着いた空間にもスッと溶け込みます。
さらに7分別・4か国語表記に対応しており、不特定多数の人が立ち入る施設にも向いているといえます。
種類はスリムタイプのトラッシュボックスWH47とスタンダードタイプのトラッシュボックスWH67のほか、様々な使い道ができるカウンタータイプのトラッシュボックスFTもありますよ。
デザインにこだわりたいならコレ！“Trim（トリム）”シリーズ
デザインにこだわったゴミ箱を設置したいという場合には“Trim（トリム）”シリーズを選んでみてはいかがでしょうか。
角を丸めたフォルムは温かみがあり、さらに投入口カラーは8種類、投入口デザインは3種類から選べます。
そして、フルカラープリントも可能なためその施設だけのオリジナルデザインのゴミ箱にすることができます。
落ち着いたデザインもあり、ポップなデザインもあり、木目調などのナチュラルなデザインもあり。
ゴミ箱だけで、その施設らしさをアピールすることができますね。
さらにステンレストップのためサビに強く、汚れもさっと拭き取ることができますよ。
テラモトのゴミ箱（くず入れ）の導入事例
ここでは、テラモトのゴミ箱の導入事例をいくつか紹介します。
東京メトロ
東京メトロでは、ステンオリジナルデザインのゴミ箱が導入されました。
「カン・びん・ペットボトル」、「新聞・雑誌」、「その他のゴミ」の3つに分類しています。
JR九州 吉塚駅
JR九州 吉塚駅ではオリジナルデザインのゴミ箱が導入され、「もえるゴミ」と「カン・びん」の2つに分かれています。
ゴミ箱の内側が見えるデザインのため、利用者にとってより分かりやすい仕様になっています。
幕張メッセ
幕張メッセでは、黒や白を基調としたシンプルなデザインのゴミ箱が導入されました。
大きくイラストが描かれているため、一目で分別することができます。
大分空港
大北空港で導入されたのは、「もえるゴミ」と「あきカン・ペットボトル」のゴミ箱です。
飛行機をイメージさせるような、青い空と白い雲のデザインが印象的です。
那覇空港
那覇空港では、「もえるゴミ」と「カン・びん・ペットボトル」の2種類のゴミ箱を導入しました。
白い壁の前に設置されているため、ゴミ箱に書かれている文字がひと際目立ちます。
大阪国際空港
大阪国際空港では、屋内だけではなく屋外にもゴミ箱を設置しています。
「びん・カン」、「ペットボトル」、「その他のゴミ」の3つに分類されています。
新京成電鉄
新京成電鉄では、ステンレス仕様の特注デザインのゴミ箱を導入しました。
シルバーのおしゃれなデザインが、駅の雰囲気によくマッチしています。
帝塚山大学
分別用にゴミ箱を導入しているのは駅や空港だけではなく、大学などの施設も同様です。
帝塚山大学では、4種類のゴミ箱を導入してゴミの分別を促しています。
分別促進のためにはゴミ箱のデザインが重要
ゴミ分別は地球環境を守るための大切な課題の1つです。
しっかりとゴミの分別をすすめていかないと、紙やプラスチック、ガラス、金属などの私たちの生活にとって必要不可欠な資源が足りなくなってしまうかもしれません。
そして、ゴミの分別を促進するにあたって重要な要素の1つがゴミ箱のデザインです。
ぜひこの機会に、ゴミの分別を促すことがデザインのゴミ箱を導入してみてはいかがでしょうか。
オフィスや学校におすすめ【トラッシュボックスFTシリーズ】
働き方改革やコロナ禍による新しい生活様式の浸透に伴い、ゴミ箱の選び方も変わってきています。機能性や安さだけでなく、気分を高めるおしゃれなデザイン、安心・安全につながる清潔感があるゴミ箱が選ばれるようになってきました。
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