TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

新生活――初めての一人暮らしで知っておきたい、お掃除のヒント。
2020.06.12 お掃除コラム

pixta_55535517_S

春は、進学や就職、移転などで新生活がスタートする季節ですね。

初めての一人暮らしを始める人たちもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

住まいを選び、家具や家電を揃えてお引越し――いよいよスタートする新たな生活にドキドキする人たちも多いかもしれません。

でも、毎日の暮らしは今までと変わらないもの。

そして部屋で過ごす時間は、快適で過ごしたいですよね。

そこで『初めて』『一人暮らし』をキーワードに、お掃除方法のヒントをピックアップしてみました。

新生活に慣れるのに精一杯で時間がない・お掃除自体をあんまりやったことがないという方にも簡単にできる方法や、揃えておきたいお掃除グッズなどをチェックしてみましょう!

【こちらの記事も読まれています】
メリットがたくさんある「掃き掃除」!掃除機との違いやユニークなほうきを紹介します!
プロが教える!受験生の健康維持・増進に役立つお掃除と清掃用具とは!

一人暮らしのオススメ掃除グッズってどんなもの?

pixta_59301606_S

お掃除グッズは日々進化して、どんどん便利なものが発売されています。

でも、あまりにたくさんで何を揃えればいいかわからない……そんな時に、まずは揃えておきたい基本的な道具はこちらです。

部屋が1つ・リビング・キッチンというシンプルな間取りの生活では、道具もあまり場所を取らない物を選ぶことがオススメ。お掃除グッズはしまっておくよりも、すぐに手に取れる場所に置いておきたいもの。部屋のどこに置いていこうかとイメージしながら揃えるのも良いかもしれません。

フローリングワイパー、ハンディモップ

床や家電、家具には予想外にホコリがたまります。

シートやモップ部分が使い捨てタイプのフロアワイパーやハンディモップは、お部屋掃除で一番活躍してくれるアイテム。100円ショップで手に入るものから、ホコリを吸いよせやすい機能付きのものまでいろいろな種類があります。

粘着テープタイプのカーペットクリーナー

使い捨てタイプの粘着シートを床でころころ転がすこのアイテムも、お掃除道具の定番ですね。床に敷いたラグやカーペット、ベッド・布団・クッションなどの布製品の掃除に効果てきめんです。

ウェットタイプのシート

手を拭くためによく使う使い捨てウェットティッシュ、実はいろいろな場所のお掃除にも使えます。食事後のテーブルや料理をした後のキッチン、毎日のトイレ掃除など、ぱっと汚れを落とせる心強いアイテムです。

お掃除用に少し分厚いタイプや、除菌機能にすぐれたアルコール含用のもの、トイレに流せるタイプなど種類もたくさんありますが、いつでも気軽に使える所に置いておきましょう!

掃除機

一人暮らしを始めるタイミングで掃除機を買う時は、すぐ使える・いつでも使えるものという視点で選んでみてください。あまり大きくなく、お部屋のなかに置いていても邪魔にならないものがオススメです。

コード式はいつでも使えて吸引力が落ちない、充電式は取り回しが楽で掃除がしやすいなど、それぞれメリットが違うので、自分に向いているタイプをチェックしてみてくださいね。

洗剤は落とせる汚れの種類を知っていると、とっても便利!

トイレ、キッチン、お風呂用……洗剤も場所ごとにたくさんの種類のものが販売されています。実は場所ごとにメインの汚れが違うため、成分が違うからなのです。

洗剤の種類は大きく分けて3つ。見分け方は商品の裏に必ず記載されている「液性」の部分をチェックしてみてくださいね。

この3つの種類を洗剤を揃え、汚れに合わせて使い分けることで、お掃除の効果がグンとアップします。

中性洗剤

オールマイティーに軽い汚れを落としてくれる優れもの。

手肌や掃除をする素材へのダメージも少なく、トイレ・キッチン・お風呂どこでも使えます。しかし洗浄力は他の2種類と比べると落ちるので、毎日のちょっとした汚れを落とすのに適しています。

アルカリ性洗剤

主に、油汚れ・皮脂汚れ・焦げつき・手垢・シミ・黒カビなどを落とします。重曹もアルカリ性洗剤と同じ効果があります。頑固な黒カビなどにはアルカリ性の強いものを使うと効果的ですが、肌へのダメージも大きいので注意してくださいね。弱アルカリ性であっても、手袋を使って換気に気を付けることをお忘れなく!

酸性洗剤

主に水垢、湯垢、黄ばみ(尿石)などを落とします。シンクの内側や鏡などが白く曇って見える原因は、水垢なのです。トイレも普段のお掃除をしていても、うっすら黄ばんでいくことがしばしば。そんな時に活躍するのが酸性洗剤です。

酸性洗剤も使用する時は手袋・換気に気を付けてください。また洗剤をかけたまま放置しすぎるとシンクや浴槽、便器などの素材を痛める場合もあるのでご注意くださいね。

このように落とせる汚れと洗剤の種類を知っておくと、「あれ?洗ったのに落ちていないな……」なんてことが少なくなります。

例えばお風呂などは、皮脂汚れ・カビ・水垢など違う種類の汚れがたまりやすいですが、汚れの種類ごとに洗剤を使い分けるとピカピカにできますよ。

ただし、注意したいのは酸性・アルカリ性の洗剤を同時に使うと効果が弱まるということ。さらにアルカリ性洗剤の一種である「塩素系漂白剤」と「酸性洗剤」は混ぜると有害なガスが発生します。絶対に一緒に使わず、同じ場所の掃除で使う時は一日空けるなど注意してください。

とにかくやってみる“ながら掃除”と、毎日習慣。

pixta_47881543_S

お掃除はとにかく汚れを溜めないのが重要です。

でも、丁寧な掃除方法はなかなか大変……結局めんどくさくなってやらなくなってしまうこともよくありますよね。

毎日無理なく続けられるお掃除習慣を身に着けるためにオススメなのは“ながら掃除”です。気負わず、とにかくやってみよう!ぐらいの気持ちで始めてみましょう。

とにかく覚えておこう、掃除の基本は「上から下へ」と「奥から手前」

お部屋掃除のメインは、やっぱりホコリを除去することでしょう。

毎日の生活のなか、歯磨きしながらでも、ストレッチしながらでもかまいません。ちょっと気になる場所をハンディモップで撫でてあげるだけでも立派なお掃除です。

その時忘れてほしくないのは「上から下へ・奥から手前」という基本ポイント。二度手間にならないように、床掃除が最後になるようにしてみてくださいね。

ながら掃除はきれいの味方

びっくりすることに、人間の髪の毛は1日で約50~100本も抜けるそうです。

特に髪を長くしている人は、床やカーペットやソファ・ラグの上に落ちている髪の毛が思ったよりも多く見えて、げんなりしてしまいますよね。

それを解決するにはやっぱり「ながら掃除」です。テレビを見たり、ちょっと息抜きにぼんやりする片手間で、粘着シートタイプのクリーナーをころころ転がしてみましょう。

まずは自分が座っている周りから!シートにたくさんホコリや髪の毛が回収されると、不思議と満足感も得られます。

毎日習慣で、ガンコ汚れを回避しよう。

トイレのお掃除は一番手間がかかるもの。でも絶対毎日使う場所なうえに、必ず汚れがたまってしまいます。できるだけ汚れをためてしまわないように、オススメしたいのが毎日一度の洗剤パック。例えばお風呂に入る時・歯磨きする前などに、トイレの便座のなかにトイレットペーパーを敷き詰め、洗剤をシュッシュとなじませます。

お風呂や歯磨きが終わったあとに流すだけで、トイレの汚れがずいぶん落ちやすくなりますよ!

水気はササっと拭き取ろう!

テーブルやキッチン周りは、どうしても水気が残りがちな場所です。

しかし水分をそのままにしておくと、水垢やカビの原因になってしまいます。使い捨てのキッチンペーパーやウェットシートなどでこまめに水分を切っておくことが汚れをためない第一歩です。

そしてお風呂は一番水分がたまりやすく、カビが発生しやすい場所。もちろん毎回水切りができればいいですが、なかなか面倒ですよね。しかしお風呂上りに冷水のシャワーを全体にかけ湿度を下げるだけでも効果的です。換気扇を使用しつつ、できるだけ湿気がこもらないように気を付けましょう。

快適な一人暮らしのために、ちょっとしたヒントをぜひ覚えてみてくださいね!

本サイトではより良いサービス提供のために、Cookie情報を通してお客様の利用状況データを収集しています。同意される方は「同意する」ボタンを押してください。 同意しない方はリンク先よりオプトアウト設定をお願い致します。 収集した個人情報の取扱いについてはプライバシーポリシーよりご確認下さい。