4月22日は「掃除デー」。掃除の記念日は年4回もある!
2020.04.15
お掃除コラム
様々な祝日やバレンタインデーなどの国民的な日まで、1年365日にはなにかしらの記念日があるとされています。清掃・掃除に関わる記念日は、4月22日の「掃除デー」、5月30日の「ごみゼロの日」、8月9日の「ハウスクリーニングの日」、9月24日の「清掃の日」の4日もあるのはご存じでしょうか。普段ではなかなか意識しない清掃に関わる記念日をピックアップして紹介します。
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4月22日は「清掃デー」
新年度が始まって間もない4月22日は、清掃法が制定されたことを記念して「清掃デー」とされています。清掃法は1954年に従来の「汚物掃除法」を改正することによって誕生しました。清掃法の目的は公衆衛生の向上で、汚物の処理と生活環境の清潔化に関する規定が設けられていました。清掃デーの元になった清掃法も1970年に全面改定され、現在まで続く「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」が成立しました。
清掃デーに関わる行事・イベント
4月22~28日は「全国衛生環境衛生週間」とされていましたが、現在は廃棄物処理法の制定日である9月24日~10月1日の一週間を環境省が定める「環境衛生週間」に変更されています。ただ、改定前の名残は今でもあり、4月22日近くのスケジュールで全国の自治体や学校などで清掃行事が組み込まれています。
5月30日は「ごみゼロの日」
美化活動を推進するために5月30日を「ご・み・ゼロ」と語呂合わせしたのが、「ごみゼロの日」の由来です。1982年に「関東地方県知事会関東地方環境対策推進法部空き缶等問題推進委員会」が提唱し、当初は関東地方のみでしたが、当時の厚生省が1993年に制定した「ごみ減量化推進週間」の初日に5月30日が指定されことを受け、全国に広がりました。
渋谷・江ノ島などの有名地で清掃イベントが開催
5月30日は、東京都にある渋谷の企業・消費者・行政を巻き込んで持続可能な社会を目指す「530week」が主宰するカンファレンスイベントが開催されました。また、江ノ島では450人の大規模清掃活動が実施されるなど、全国各地で一般参加型の清掃イベントが開かれています。
8月9日は「ハウスクリーニングの日」
ハウスクリーニング協会は、8月9日を「ハウスクリーニングの日」に制定。全国の会員にボランティア活動を呼びかけています。1990年から同活動がスタートし、2019年まで29年継続する歴史の長い記念日です。ちなみに日付は「ハ(8)ウスク(9)リーニング」の語呂合わせです。
保育園などをボランティアで清掃
ハウスクリーニング協会の会員は、8月9日の地元の保育園や福祉施設などで無償クリーニングを行っています。プロの清掃を無償で行ってくれることから、ボランティア先から非常に好評とのことです。
9月24日は「清掃の日」
廃棄物処理法の制定日を記念したのが、9月24日の「清掃の日」です。1970年に成立した廃棄物処理法ですが、公害や産業廃棄物の処理を巡る時流に合わせて1976年、1991年、1997年、2000年以降も何度も改正されています。この日を起点に「環境衛生週間」が10月1日まで実施されます。清掃の日では環境省が主導して全国的な清掃への意識向上を呼びかけており、自治体主導で全国的な清掃キャンペーンが実施されています。
各記念日に清掃の意識を高めよう!
清潔度を維持するためには、毎日清掃を行うことがベストなのは言うまでもありません。ただ、色々な職場も自宅も毎日掃除するのはとても大変です。なので、ぜひ年4回の掃除の記念日は普段掃除しない場所まで磨いてみてはいかがでしょうか。