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幼稚園・保育園などの感染症対策に有効な備品と使い方
2021.04.14 商品紹介コラム 業界コラム

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大人と比べると病気に対する免疫が弱い幼児や子どもと接する幼稚園や保育所などの施設には、徹底した感染症の水際対策が求められています。その傾向は、2020年に大流行した新型コロナウイルス感染症によってさらに強まりつつあります。そこで今回は、幼稚園・保育所が行うべき感染症対策の概要と、感染症対策に有効な方法を備品と合わせて紹介します。

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幼稚園・保育所に求められる「感染症対策」とは

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厚生労働省が作成した「保育所における感染症対策ガイドライン」によると、感染症が発生する要因として、既存の感染者などの病原体を排出する「感染源」と他の宿主に広まる「感染経路」、それによって新たに感染してしまう「感受性」が存在する人の3つが挙げられています。

■3大要因を保育施設で例えると……
感染源:感染しているにも関わらず、無症状だったため勤務していた保育士
感染経路:飛沫
感受性:ウイルスに対して免疫がない乳幼児

このような状況になったとき、施設内で感染が広がってしまうリスクが大きくなってしまいます。同ガイドラインでは、保育施設の全職員が3大要因の内容と各感染症の潜伏期間や症状、予防方法について知見を深めることが重要とされています。また、一人ひとりの子どもの特性に適した対応を行えるレベルまで感染症対策を推進することも大切と明記されています。

乳児が感染症にかかりやすい理由

生まれた直後~数か月は母親の胎盤から受け取っていた免疫(移行抗体)が蓄積されていますが、それ以降は減少し始めます。それにつれて、感染症にかかりやすい傾向が強まります。

感染症に関わる乳幼児の生活・行動

集団で生活することが多く、特に午睡や食事、遊戯は飛沫感染や接触感染のリスクが高まります。加えて、乳児は床を這ったり、転がっているモノを口に運ぶ行動が一般的なのでより接触感染には注意しなければなりません。さらに大人と違い、乳幼児はマスクを正しく着用し続けたり、自ら考えて適切なタイミングで手洗いやうがいなどを行うのは困難です。そのため、より一層、職員による衛生対策を徹底しなければなりません。

感染症対策の基本は、感染症に罹患している疑いがある職員や子ども、保護者の登園などを避けることです。また医療機関や行政との連携も重要ですが、そのほかにも各施設または職員の心がけで感染リスクの低下が期待できる施策もあります。その代表的なものを以下で紹介します。

感染症対策に有効な備品1:マルチネットハンガー

新型コロナウイルス感染症によって有名になった言葉に「ソーシャルディスタンス」がありますが、感染症を予防するにあたり洗濯物を干す際も、衣服同士の距離を一定間隔開けることが推奨されています。
各家庭から持ち寄ったお手拭きタオルなどを、使用後に洗濯して干している施設は少なくありません。その際、なんらかのきっかけでウイルス汚染されているタオルを間隔が狭いハンガーなどで干してしまうと、他のタオルや衣服に触れた際に汚染が拡大してしまう可能性があります。
新型コロナウイルス感染症の蔓延で需要が拡大した「洗えるマスク」を導入している施設は、より一層、配慮する必要があるでしょう。

その際、保育現場で役立つのがテラモトが開発・販売する「マルチネットハンガー」のような洗濯物の距離が長いアイテムです。マルチネットハンガーは、手洗い、うがいの指導に欠かせないお手拭きタオルを干すために開発された商品で、網目状のフレームに付属するフックを掛けて使う「可変式ハンガー」。タオルの大きさや長さ、設置する環境に合わせて最適なソーシャルディスタンスの距離を保つことが可能です。

また、厚生労働省は洗濯物を干す際の注意事項として「完全に乾かすこと」を推奨しています。天日干しがベストですが、冬季や梅雨時期などの乾きにくい環境では、洗濯物同士が密着しているよりもある程度離れており、広い面積に風などが当たる方がより乾きやすくなります。このようなシーンでもマルチネットハンガーを上手に使うことで、理想的に洗濯物を干せる環境をつくりやすくなります。

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感染症対策に有効な備品2:おでかけペーパーポーチ

飛沫感染の水際対策になるのがロールペーパーやティッシュペーパーです。特に保育施設ではその活用シーンは幅広く、乳幼児の鼻水などを拭き取ったり、汚染したモノなどを口に加えた際に幼児の口とモノに付着した涎などを排除する際などに使うことが多いです。
また、感染症対策以外でも、転げた子どもが負った傷口の血を拭ったり、テーブルに水がこぼれたときなど、色々なシチュエーションでロールペーパーやティッシュペーパーは活躍しています。

感染症対策においても、雑巾とは違い使い捨てられるロールペーパーなどはより衛生的として注目されており、今後はますます活躍するシーンが増えるのではないでしょうか。
その使い勝手を向上させるために開発されたのが「おでかけペーパーポーチ」です。保育施設の大切な行事である散歩などの園外活動時に、引率者の先生が携帯するためのポーチで肩掛けもしくは、腰に着用してウエストポーチとして使用します。
収納スペースが充実しているので、市販のロールペーパーやボックスティッシュを入れられるほか、レジ袋をゴミ袋として口を広げた状態でセット可能。鼻水などを拭いた後のティッシュをすぐに隔離できるので衛生的にも優れています。
消毒液や薬、傷パッドなど、園外活動で必要な備品も取り出しやすい位置に収納できるので、いざいう時に迅速に対応できます。

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感染症対策に有効な備品3:ゴミ箱・屑入れ

乳幼児の排泄物は、最も注意すべき感染経路の1つです。便などに触れた手を介して感染する「接触感染」が中心のノロウイルスなどはもちろん、新型コロナウイルス感染症も便から検出されているので対策が必要とされています。
おむつの処理は各家庭で持ち帰って行うか、施設で廃棄するかのどちらかの方法によることが多いです。近年は衛生上の問題から施設が処理するケースが徐々に増えており、前者に関しても一時保管時の衛生管理はとても重要です。
ステンレス素材やペダル型、消臭剤を配合することで臭いを抑える効果のあるタイプまで様々あるのでぜひチェックしてみましょう。

感染症対策に有効な備品4:ミセルホルダーメディカル

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保育施設でも登園や園外活動、食事などの際に消毒を行うことが一般的になりつつあります。その際、重要なのが先生と園児のどちらにとっても使いやすい「スタンド」の設置です。テラモトが開発している「ミセルホルダーメディカル」は、公共施設や医療施設など幅広い場所に導入実績があり、トレイの長さは49cm、73cm、95cmの3段階に調整可能なタイプは保育施設からも人気の高い商品です。

機能はもちろん、日々利用するものなのでデザインや自動噴射タイプの消毒器にするなど、小さなストレスにつながる要素を排除したものを導入することをおすすめします

感染症対策の備品の導入は計画的に

保育施設に求められる感染症対策の全体像とその一例を解説しました。具体的に取るべき感染症対策は、各施設によって異なるので事前にしっかりと現場の課題を洗い出し、それに対応できる備品を導入する必要があります。
テラモトでは保育施設の感染症対策に有効な商品を多数取り扱っております。相談なども承っているので、お気軽にお問い合わせください。

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