フローリングやソファは汗まみれ？夏の皮脂汚れの掃除方法
2021.08.04
お掃除コラム
毎週しっかりフローリングやソファの掃除をしているのに、なぜかベタベタしていると感じたことはありませんか？もしかするとそれは汗や皮脂汚れかもしれません。掃除機だけでは取れない汚れが、自分では気付かないうちにたまっているのです。
今回はフローリングとソファが汗や皮脂で汚れる理由とその解決策を解説します。
フローリングとソファが汗で汚れる理由
フローリングとソファはなぜ汗か皮脂の汚れに注意しなければならないのでしょうか。まずはその理由を紹介します。
フローリングの汗・皮脂汚れ
フローリングが汗や皮脂で汚れる原因は裸足での生活です。人間の足の裏は一日でコップ一杯分の汗をかくといわれており、何も対策をしていないとたくさんの汗と皮脂成分がフローリングに付着していきます。
このような目に見えない汚れを放置することで、フローリングのべたつきや、黒ずみへとつながってしまうのです。
汗や皮脂を取り除くには、床掃除の方法にも気を付ける必要があります。市場調査事業をしている株式会社アスマークが2018年に行った「掃除に関するアンケート調査」では、週に一日以上床の拭き掃除をすると答えたのは60％を超えていました。しかし床掃除をしていると答えた人の中には、乾いているワイパーも含まれており、週に一回以上床を水拭きしている人に絞って調べてみると50％以下まで低下しています。
目に見える髪の毛やホコリに気を取られがちですが、フローリングの汗や皮脂汚れは掃除機や乾いたペーパーモップでは除去できません。
フローリングの汗・皮脂汚れを落とす方法
汗・皮脂汚れは放置した分だけ取れにくい頑固な汚れになっていきます。日ごろから床の水拭きをするよう心がけておくだけで、ほとんどの汚れを落とすことが可能です。
今回は日常的に行えるフローリングの掃除方法と、頑固な汚れになってしまった場合の対処法も紹介していきます。
日常的なフローリング掃除
フローリングを乾いたペーパーモップや掃除機で目に見える大きなゴミを取り除いた後、雑巾を使って水拭きをしましょう。基本的にはこれだけのことを日常的に行っておくと、頑固な汚れになることはありません。
■用意する道具
・市販のペーパモップ
・掃除機
・雑巾（ニュークリップモップ）
・中性洗剤（食用洗剤）
水拭きで落とせないような汚れがあった場合、市販の中性洗剤を用いましょう。中性洗剤を混ぜた水を雑巾に染み込ませて、汚れている部分を拭きます。その後、もう一度水拭きをすれば汚れをキレイに落とすことが可能です。
雑巾に触りたくない人にはニュークリップモップがオススメ
フローリングの床掃除は日常的な水拭きが重要です。ただ、水拭きをするためとはいえ、楽な姿勢で床掃除をしたいという人も多いのではないでしょうか。そんな方にはニュークリップモップがオススメです。
付属の専用雑巾をモップに装着することで、ペーパーモップのように雑巾がけをすることができます。ごみを出すことなく、また買い替えの頻度も少ないので環境にも家計にもやさしい製品となっています。
装着するのが雑巾なので中性洗剤を染み込ませることも可能であり、日常使いだけでなく、大掃除のような機会にも活躍します。
中性洗剤を用いても落とせない頑固な黒ずみ汚れ
中性洗剤を用いても落とせないような頑固な黒ずみ汚れには、アルカリ性洗剤が効果的です。汗や皮脂汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤で掃除することで中和されて溶け出し、キレイに取り除くことができます。しかしアルカリ性の洗剤を素手で触ってしまうと、手の皮脂を取り除いてしまい肌荒れにつながる可能性があるので注意しましょう。
■用意する道具
・雑巾
・アルカリ性洗剤（住居用洗剤）
・メラミンスポンジ
黒ずみ汚れには「メラミンスポンジ」も有効です。水に浸したメラミンスポンジで気になる部分を優しくこするだけでキレイに汚れを取り除けます。しかしメラミンスポンジには研磨する効果があるので、フローリングを傷つけないように注意が必要です。
ソファの汗・皮脂汚れを落とす方法
ソファはフローリングとは違い、掃除する機会はあまり多くありません。服やシーツのように丸洗いできるものではないので、掃除方法に困っている方も多いのではないでしょうか。以下ではソファの素材別に汗・皮脂汚れの掃除方法を解説していきます。
布製のソファ
中性洗剤はフローリング同様、ソファでも用いることができます。洗剤を溶かした水を布巾に染み込ませ、気になる部分を叩くように浸透させましょう。その後、洗剤のついていない布巾で水拭きをすれば完了です。
■用意する道具
・布巾（FX制菌クロスTioTio）
・中性洗剤（食器用洗剤）
・重曹
・掃除機
ピンポイントで気になる部分がある場合は上記の方法がおすすめですが、広い範囲で掃除をしたい場合は重曹を使用しましょう。重曹はアルカリ性なので布に染み込んでしまった汗や皮脂汚れを中和してくれます。
粉状のまま、まんべんなくソファに振りかけた後、2～3時間ほど放置し、掃除機で重曹を吸い込めば完了です。この時普段使っているブラシ型のヘッドのまま掃除機をかけてしまうと、ソファを傷つけてしまう可能性があるので、ノズル型のヘッドに切り替えて優しく吸い込みましょう。
合皮（PVC）
基本的に合皮は水をはじき、汚れに強いという特徴があるので、普段の掃除は乾いた布巾での乾拭きだけで十分です。
■用意する道具
・布巾（FX制菌クロスTioTio）
・中性洗剤（食器用洗剤）
ベタベタとした肌ざわりが強くなってきた場合、洗剤と水を混ぜた洗剤液を染み込ませた布巾で全体を拭きましょう。最後に乾いた布巾でもう一度全体を拭き取れば、不快な感触もなくなります。
布巾にこだわりたい方にはFX制菌クロスTioTioがオススメ
ソファを手入れするには、柔らかい素材の布巾が欠かせません。お気に入りのソファを手入れするために、掃除に適した布巾が欲しい方にはFX制菌クロスTioTioがオススメです。
FX制菌クロスTioTioには、TioTio加工という特別な加工がなされており、制菌・抗菌防臭を一手に担ってくれます。また一般的な布巾に比べて、より細い繊維で作られているので汚れ除去性能が抜群です。速乾性能も有しているので、日常使いしやすいのも便利です。
本革
本革のソファの場合、上記の2種類とは違い少し洗剤を使用してはいけません。洗剤や重曹で手入れをしてしまうと、高級感あふれる革の質感を損なってしまう可能性があります。
■用意する道具
・柔らかい布
・レザー専用クリーナー
なのでレザー素材のソファには必ず専用のクリーナーを使用しましょう。また普段から乾いた柔らかい布で拭いてあげるなど、細かい手入れを行うことで独特の風合いを放つソファに仕上げられます。
普段から掃除に気を付けましょう
汗や皮脂の汚れは見えないだけで確実に付着しています。面倒だからという理由で、掃除機だけで掃除を済ましていると、異臭やベタつき、黒ずみへと悪化していきます。
放置していた分だけ頑固な汚れに成長していくので、日常的に濡れた布巾で掃除することを心がけましょう。
