TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

diyで注目の「人工芝」を徹底解説。メリット・デメリットや手入れの方法とは
2021.11.04 商品紹介コラム 業界コラム

pixta_52306189_S

自宅の庭に芝生を敷けば見栄えも良く、子供が遊ぶ際にもクッション代わりにできます。しかし、天然芝は何かとメンテナンスが大変です。場所によっては敷くのが難しい場合もあります。
そんなときは、人工芝を敷いてみてはいかがでしょうか。ただ、その際には人工芝についてよく知っておかなければなりません。ここでは人工芝についてのメリットやデメリットなどを中心に解説していきます。

人工芝とは

人工芝とは、ナイロンやポリエステルなどの樹脂素材で、本物の芝生に似せて作られたもののことです。グリーン一色だと、あまり本物らしく見えないため、ところどころにブラウンなどの色を使用している人工芝もあります。触感なども本物の芝生にできるだけ近づけているものが多く、最近では学校や公共施設などにも人工芝がよく使われています。DIYの素材としても人気が高いです。

人工芝は、葉の長さにより「ショートパイル」と「ロングパイル」に分かれます。「ショートパイル」は5~10ミリ程度の短い人工芝のことです。「ロングパイル」は主に40ミリ以上の人工芝を指します。

人工芝のメリット

pixta_40518691_S

人工芝は、天然芝と比べて次のようなメリットがあります。

メンテナンスが簡単

人工芝は、天然芝よりもメンテナンスが簡単で、手間がかからないのがメリットです。汚れが目についたときなどに少し掃除をするだけで、綺麗な状態を保っていられます。また、費用もほとんどかかりません。
掃除のやり方は、ホウキで掃いたり掃除機をかけたりするだけです。床やカーペットなどと同じような感覚で掃除できます。落ち葉などの大きなゴミをホウキで取り除いてから、掃除機で砂や土などを吸い取ると、スムーズにいくでしょう。
飲み物などをこぼしたときには、モップや雑巾などで拭けば綺麗になります。

場所を選ばない

人工芝は、基本的にどこにでも敷くことができます。天然芝と違って日当たりなどを考慮する必要はなく、何かの陰になってほとんど日光が当たらない場所でも設置できます。

植物を植えるわけではないため、コンクリートの上など、土が無いところでも問題ありません。屋外だけでなく、建物の中に設置することもできるため、ベランダやバルコニーなどを彩りたい場合にピッタリでしょう。

また、天然芝の場合、日当たりの良し悪しにより生育状況に差が出てしまうこともありますが、人工芝であれば均一な状態を保てるのもメリットです。

いつでも青々とした状態をキープできる

天然芝は、秋に入ると少しずつ枯れて茶色っぽい色になり、冬になると完全に枯れてしまいます。春になれば新たな葉が生えてきますが、それまでの間は枯れた状態です。
これに対して、人工芝は植物ではないため、寒い季節でも枯れることはありません。色が茶色に変化することもなく、1年を通じていつでも青々とした状態をキープできるのがメリットです。

本物の芝生と遜色ない

人工芝の種類にもよりますが、最近のものは非常にリアルに作られています。見ただけでは人工芝だと分からないのはもちろんのこと、手で触ってみても本物と判別がつきにくいものも少なくありません。
より本物らしくするために、意図的にブラウンの色を付けたものを混ぜている人工芝もあります。

人工芝のデメリット

人工芝には、メリットだけではなくデメリットもいくつかあります。人工芝を敷く際には、デメリットについてもよく理解しておくことが大切です。では、どんなデメリットがあるのか見ていきましょう。

価格が高い

人工芝は、天然芝と比べて価格が高めなのが、分かりやすいデメリットです。安価な人工芝でも、天然芝の2倍程度の価格だと捉えておくといいでしょう。本物と差のないような質感を求めれば、さらに高額です。
また、天然芝そのものの購入代金の他に、設置費用もかかります。依頼する業者によって、具体的な金額は異なりますが、1平方メートルあたり6,000円程度と捉えておくといいでしょう。
ただ、人工芝の設置はそれほど難しくはないためDIYで行うことも可能です。やや手間がかかりますが、人によっては楽しみながらできることもあるでしょう。

素材が経年劣化する

人工芝は、枯れてしまうことはなくても、外気や日光に長期間晒されていると、少しずつ経年劣化していきます。購入したばかりの頃は美しい緑色だった場合でも、年数が経過すると色あせてしまうことも少なくありません。もともと上向きに立っていた芝でも、横向きに寝てしまうこともあるでしょう。年月の経過とともに、ふわふわした質感も失われてしまいます。
そのため、設置してから8~10年程度経過したら交換が必要です。「半永久的に使えるものではない」という点に留意しておきましょう。

火気厳禁

庭に人工芝を敷いたら、その上にコンロなどを置いてバーベキューを楽しみたいと考えている人もいるかもしれません。しかし、人工芝は樹脂で作られているため、近くで火を使うのは危険です。火の粉が人工芝の上に落ちると、そこから燃え広がる可能性があります。そのため、人工芝の上でバーベキューをするのは控えましょう。同様の理由で花火も危険です。

意外とたくさんある!人工芝の製品

pixta_40518692_S

人工芝は、製品によってそれぞれ特徴があるため、どのような製品かよく理解した上で選ぶことが大切です。では、主な人工芝の製品について紹介していきます。

ジョイントタイプ

ジョイントタイプというのは、正方形のものを複数つなぎ合わせて使用するタイプの人工芝です。それぞれのピースの端部分にジョイントが付いており、簡単に繋ぐことができます。ピースの数を調整することで、広い場所にも狭い場所にも設置可能です。
また、縁として使用するパーツもあるため、つまずきなどを防止して安全に使用できます。
ジョイントタイプ

ロールタイプ

ロールタイプの人工芝は、マットやカーペットを敷くのと同じようにして設置できます。庭やベランダなどに設置するのにピッタリでしょう。ループ構造でへたりにくく、長期間の使用にも耐えられるように作られています。

透水機能付き

透水機能付きの人工芝は、裏面から水が抜ける構造になっています。濡れても水が表面に溜まってしまうことがないため、プールサイドなどでよく使われています。一般家庭の場合は、ベランダなどに使用するといいでしょう。

スポーツ用人工芝

耐久性にも優れていて、スポーツなどの用途にも耐えられるように作られている人工芝で、スポーツ施設などにも使われています。クッション性が高く、怪我の防止にも役立つでしょう。ハイクラスな部類に入るため、価格が高めです。

リアル人工芝

本物の芝生とそっくりに作られている人工芝です。商業施設や保育施設などでもよく使われています。一般家庭では、庭などに設置するのがおすすめです。

安価タイプの人工芝

色や手触りがそれほど本物に近くはありませんが、その分だけ価格を抑えた人工芝もあります。質感よりも価格を重視する場合におすすめです。庭のコンクリートの部分などに設置すれば綺麗に彩れるでしょう。

※商品カタログ:人工芝

メンテナンスが簡単で1年中使える

人工芝はいったん設置すれば、ときどきホウキや掃除機などで清掃するだけのメンテナンスで済みます。本物の植物ではないため、冬場でも枯れることはなく、1年中使用可能です。最近では、見た目も手触りも本物の芝生と変わらないものまであります。
価格がやや高めですが、10年程度使用できるため、長い目で見れば、それほど気にならないでしょう。設置作業はDIYでもできるため、芝生を敷く場合には、人工芝を検討してみましょう。

本サイトではより良いサービス提供のために、Cookie情報を通してお客様の利用状況データを収集しています。同意される方は「同意する」ボタンを押してください。 同意しない方はリンク先よりオプトアウト設定をお願い致します。 収集した個人情報の取扱いについてはプライバシーポリシーよりご確認下さい。