落ち葉掃除のコツは?おすすめの道具と方法をご紹介
2022.01.05
お掃除コラム
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毎年秋から冬にかけての時季は、落ち葉が大量に発生します。庭に木を植えている家庭だと、落ち葉掃除が大変で頭を抱えている人も多いでしょう。
上手く掃除できなくて時間がかかってしまう人や、ついほったらかしにしてしまう人もいるかもしれません。
ここでは、落ち葉掃除のコツや落ち葉掃除で使用するおすすめの道具などについて紹介していきます。
落ち葉掃除が必要な理由とは?
落ち葉は自然の中で作られるため、わざわざ掃除をする必要はないのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、次のような理由から落ち葉を放置するのは望ましくありません。きちんと掃除する必要があります。
害虫が繁殖しやすくなる
落ち葉を餌にしている害虫は多く、落ち葉を放置しておくと、害虫が集まりやすい環境になってしまいます。害虫に餌をあげているのと同じ状況だと捉えていいでしょう。
シロアリも落ち葉を食べるため、落ち葉掃除をしないとシロアリ被害の原因になることもあります。
側溝や雨樋を詰まらせる原因になる
庭に溜まった落ち葉は、風で飛ばされて側溝や雨樋に入り込むこともあります。
それが少しずつ蓄積して詰まらせてしまうことも多いです。側溝が詰まれば排水がスムーズにいかなくなり、大雨のときなどに危険な状態になるかもしれません。
雨樋が落ち葉で詰まると、雨漏りの原因になることもあります。
だらしないと思われてしまう
少量の落ち葉なら風流に見えることもありますが、大量の落ち葉が放置された庭はあまり外観が良くありません。近所の人からだらしない人だと思われてしまうことも多いです。
また、落ち葉が近所の家の庭などに飛んで行くと、苦情が来てしまうこともあります。
落ち葉掃除のコツ
落ち葉掃除をするときに闇雲にやってしまうと、時間や労力の割にあまり綺麗にできません。
手早く掃除するには、コツを押さえておくことが大切です。具体的には主に次のような点を意識してみましょう。
落ち葉掃除をする日の天気
落ち葉掃除をする日は、なるべく風が少なく晴れている日を選びましょう。強風が吹いている日だと、せっかく集めた落ち葉が飛ばされてしまいます。
二度手間になることも多いです。風があまり吹かない日ならそのようなことはありません。
また、雨が降っていると落ち葉が水を含んで地面に張り付いてしまっていることがよくあります。
ほうきで掃こうとしてもなかなか掃けず、時間がかかりがちです。掃除当日に晴れていても、前日や前々日に雨が降っていると落ち葉が乾いてないこともあります。
そのため、数日程度晴れが続いた日を選んで掃除するのが望ましいです。
集める場所や掃く方向を工夫する
落ち葉掃除では落ち葉を集める場所によって効率が違ってきます。なるべく敷地の四方から集めやすい真ん中付近の場所を選ぶのがコツです。
たまに風が吹いてきたときに、散らばってしまうこともあるため、風が当たりにくいところだとなお良いでしょう。
また、吹き溜まりといって、落ち葉が自然に一箇所に集まっている場所が見つかることもあります。
吹き溜まりに集めるようにすれば、少ない労力で掃除できるため、最初に吹き溜まりがないかどうか見渡しておきましょう。
落ちそうな葉は落としてから掃除する
掃除をする前に木の様子を見渡してみて、今にも落ちそうな葉を見つけたら、落としてから掃除をするのがおすすめです。
そうすれば、掃除をした直後に葉が落ちてしまうことがなくなるでしょう。
側溝も掃除する
自宅前の側溝にも落ち葉が溜まっていることがあります。その場合には側溝も掃除しておくといいでしょう。
そうすれば、大雨や台風などのときに起こる被害を未然に防止できます。
落ち葉掃除道具
落ち葉掃除をするときに、ありあわせの道具だけで間に合わせたくなる人もいるでしょう。しかし、道具をきちんと準備した方が、効率良く綺麗に掃除できます。では、落ち葉掃除で使用する主な道具について見ていきましょう。
ほうき
落ち葉掃除をする際にはほうきで掃くのが基本です。ただ、ほうきにもさまざまな種類のものがあります。コンクリートの上の落ち葉を掃除するなら、通常の外ほうきよりも、竹ぼうきの方がいいでしょう。
竹ぼうきは固く丈夫にできているため、コンクリートのような固いところを擦っても傷んでしまうことはありません。地面に対して45度くらいの角度で掃くと、地面に接する箇所が多くなり、効率良く掃除できます。
ただし、竹ぼうきは柔らかい土の上を掃除するときには向きません。土までかき集めてしまいます。
また、張り付いている落ち葉や濡れている落ち葉は、竹ぼうきよりも化繊ほうきの方が掃きやすいです。
熊手
熊手は土や芝生など、比較的柔らかい地面の上に溜まった落ち葉を掃除するときに使用します。砂利が敷かれている場所の掃除をするときにも熊手があると便利です。熊手のツメの隙間は比較的広いため、土や砂利は隙間を通り抜けて、落ち葉だけが引っかかります。
ただし、蔓性の植物の周辺を掃除するときには注意が必要です。蔓がツメに引っかかってしまうことがあります。
ブロアー
ブロアーは強力な風を出す道具のことです。落ち葉にブロアーの風を当てて吹き飛ばして集めるのに使用します。砂利の上に溜まった落ち葉を掃除するときに、ブロアーを使うと便利です。
ブロアーは電気を使用しますが、充電式のものと給電しながら使用するタイプのものがあります。風量を調整できるタイプや、吸い取ることもできるタイプのものなどもあり、機能はさまざまです。
また、狭くて竹ぼうきで掃除するのが難しいような場所も、ブロアーを使えば簡単に掃除できるでしょう。ブロアーを使って、大まかに集めてから竹ぼうきで仕上げをするような使い方もおすすめです。
ただし、風で吹き飛ばすという性質上、たまに意図した方向と違う方へ飛ばしてしまうこともあります。慣れないうちは使いこなすのが少し大変かもしれません。
おすすめの掃除道具2選
落ち葉掃除は、使用する道具次第で効率が大きく変わります。時間がかかりすぎるなら、掃除道具を見直してみるといいかもしれません。では、落ち葉掃除でおすすめの掃除道具を2つ紹介していきます。
捨楽シリーズ
捨楽シリーズは、ゴミ袋をセットできるような構造になっているちりとりです。ゴミを入れる箇所は最初から付いておらず、ゴミ袋に直接ゴミを入れることが可能です。
通常のちりとりと違って、集めた落ち葉をゴミ袋に移すという作業をする必要はありません。
大きさは「大」、「小」、「スリム」の3種類です。
「大」のちりとり捨楽には70リットル用のゴミ袋をセットできて「小」と「スリム」には45リットル用のゴミ袋をセットできます。
※商品ページ:捨楽シリーズ
やしばホーキ
やしばホーキはヤシの葉脈やセペットファイバーでできているほうきです。コシが強く、落ち葉の掃除がしやすくなります。
重さは長柄やオーバルでも500~700グラム程度と、竹ぼうきと比べると軽量なのが特徴です。
竹ぼうきで落ち葉掃除をすると疲れてしまう人でも、やしばホーキなら楽に掃除できます。
※商品ページ:やしばホーキ
コツを押さえて小まめに落ち葉の掃除をしておこう
落ち葉は放置してしまうと、どんどん溜まっていき、害虫が繁殖しやすい環境になってしまいます。
側溝や雨樋を詰まらせてしまうこともあります。そのため、落ち葉が庭に溜まったら、小まめに掃除することが大切です。
ただ、闇雲に掃除しても、時間がかかってしまいます。きちんと道具を揃えた上で、集める場所を工夫したり、晴れが続いている日を選んだりして掃除することが大切です。
コツを押さえた上で掃除すれば、それほど負担になることもなく、庭を綺麗な状態に保てます。