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人工芝(ターフ)と天然芝の違いとは?メリット・デメリットや選び方について徹底解説
2022.03.23 業界コラム

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自宅の庭やオフィスの一角などに、人工芝(ターフ)や天然芝の設置を検討している方は多いでしょう。同時に、人工芝(ターフ)と天然芝のどちらを採用するべきか、悩んでいる方も多いはずです。
「そもそも人工芝(ターフ)と天然芝は、どう違うの?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。
今回は、人工芝(ターフ)と天然芝の違いや、それぞれの特徴、メリットやデメリットについて詳しく解説します。
具体的な施工例と併せ、おすすめの人工芝(ターフ)もご紹介するので、芝生の導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

人工芝(ターフ)と天然芝の違い

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そもそも人工芝(ターフ)と天然芝は、何が違うのでしょうか?
それぞれの具体的な違いと特徴について解説します。

見た目や質感の違い

自然由来の天然芝は生きている植物なので、秋から冬にかけて茶色くなるなど、季節によって色合いが変化します。
一方、人工芝(ターフ)は合成樹脂を利用した化学繊維のため、季節を問わず鮮やかな緑色を保てるのが特徴です。
近年は技術の進化に伴い、人工芝(ターフ)と天然芝の見た目や質感の上での差がほとんどなくなってきました。人工芝(ターフ)にもグレードがありますが、高品質なものは天然芝とほとんど見分けがつきません。
季節を問わず鮮やかな芝生を楽しみたい方は人工芝(ターフ)、芝生で季節感を感じたい方は天然芝がおすすめです。

コストの違い

商品の品質や施工範囲、業者など各種条件により単価は変わりますが、一般的に天然芝が1m³あたり500円程度なのに対し、人工芝(ターフ)は1m³あたり1,500~3,000円程度なので、初期費用は天然芝の方がコストを抑えやすい傾向にあります。
ただし、人工芝(ターフ)は一度施工してしまえば管理や維持にほとんど費用がかかりませんが、天然芝は芝刈りや水まき、肥料や雑草駆除といったコストがかかるため、初期費用だけでなく維持費用も考慮して検討する必要があります。
一般的に、人工芝(ターフ)と天然芝のトータルコストは、施工から8~10年で同程度になり、それ以降は天然芝の方がコストが膨らみやすいといわれています。

機能性の違い

天然芝は、日当たりがよく水はけのいい土で育てる必要があります。一方、人工芝(ターフ)はコンクリートの上に敷き詰めることも可能です。そのため、天然芝が育つ環境では雑草が生える可能性が高く、こまめな雑草対策が必要です。
この点、人工芝(ターフ)には雑草の手入れが必要ないため、除草剤などの経済的なコストをはじめ、雑草を刈り取ったり除草剤を散布したりといった労力面でのコストもかからないのが魅力です。
ただし、人工芝(ターフ)は合成樹脂が素材なので、火気厳禁です。天然芝と違い、芝生の上でのバーベキューなどはできません。

メンテナンス方法の違い

天然芝は手入れが大変ですが、人工芝(ターフ)は手入れが容易あるいはほとんど不要な点が大きな違いです。
天然芝は5~11月が成長期なので、この期間は月に1~2回の芝刈りをしなければいけません。特に7月から8月にかけては芝生がよく成長するため、月に2~3回の芝刈りが必要となるでしょう。芝刈りをしないと景観が損なわれるだけでなく、芝生が枯れてしまう原因にもなるため注意が必要です。

使用場所の違い

天然芝を施工するには、日当たりのいい場所を選び、下地をしっかりと整えておく必要があります。また、必要に応じて床土や土壌改良材を用い、土質や水はけを調整する場合もあります。
一方、人工芝(ターフ)は施工場所を選ばず、日当たりが悪い場所でも土のないコンクリートの上でも導入することができます。自宅のベランダやオフィス内の一角など、水や土がない場所にも施工できるのが特徴です。

施工方法の違い

天然芝は地面に根を張って育つ天然の植物なので、土壌をしっかりと整えてから施工します。日当たりが悪いと枯れてしまう場合があるので、日当たりのいい場所を選んで施工する必要があります。
天然芝が育つ土壌さえ整えば、施工自体に時間はかからず、依頼した即日か翌日には完了するケースがほとんどです。ただし、芝が土に根付くまでに2~3ヶ月程度かかり、この期間は芝生の上を歩かないようにし、まめに水を与える必要があります。
人工芝(ターフ)は、下地を整地して除草シートを敷き、人工芝(ターフ)を仮置きしてからカットして完成です。依頼してから数日から2週間程度で完了しますが、天然芝のようなメンテナンス期間が不要で、施工後すぐに芝生の上を歩いたり、物を置いたりできるのが特徴です。

人工芝(ターフ)のメリット、デメリット

天然芝と比べると、メンテナンスの手間や維持・管理のコストの低さが魅力的な人工芝(ターフ)ですが、導入にあたってはメリットやデメリットをよく理解しておく必要があります。
ここからは、人工芝(ターフ)のメリットとデメリットについて、詳しく解説します。

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メリット1:屋内でも緑を感じられる

人工芝(ターフ)は下地に関わらず、屋内外で設置が可能です。天然芝の場合、下地には土や肥料が必要であり、屋外での設置がメインになりますが、人工芝(ターフ)は下地がコンクリートでも土でも導入できるのがメリットです。
そのため、オフィスや住宅の中でも取り入れることができ、緑を感じられる都会的な空間に仕上げられます。

メリット2:クッション性がある

人工芝(ターフ)にもいくつか種類があり、屋内での使用目的にはクッション性のあるものがおすすめです。ゴルフやサッカー、野球などのスポーツ用の人工芝(ターフ)の場合、毛先がヘタらないよう固く加工されているものを選ぶのもいいでしょう。
素足で踏み入ることを想定している人工芝(ターフ)の場合、毛先を丸く加工し衝撃を吸収するようになっています。そのため、室内用の人工芝(ターフ)であればカーペットのように使用でき、子どもがいても安心して導入できるのが魅力です。

デメリット1:初期費用には施工費用も掛かる

特殊な形をしたフロアに人工芝(ターフ)を設置したい場合や、隙間なくきれいに人工芝(ターフ)を設置したい場合、業者に施工を依頼することになります。
人工芝(ターフ)は天然芝に比べて形や範囲に融通が利きやすいですが、特殊な施工であればあるほど費用がかさみやすい傾向にあります。

デメリット2:夏場は直射日光に注意

屋上やテラスなどの屋外に人工芝(ターフ)を設置する場合は、真夏の直射日光に注意しましょう。
熱を逃がしてくれる天然芝と異なり、合成繊維素材の人工芝(ターフ)は熱をため込む傾向があります。直射日光にあたり続けると、60℃近くまで熱くなる可能性もあるのです。小さな子供が熱を持った人工芝(ターフ)に素足で踏み入れないよう注意が必要です。
屋外に人工芝(ターフ)を設置する場合は、夏に限り定期的に水まきを行うのがおすすめです。人工芝(ターフ)は合成樹脂素材なので水に強く、打ち水で冷ますことができるからです。

個人や企業の導入事例

ここからは、人工芝(ターフ)のさまざまな導入例をご紹介します。

個人の事例1:雑草が生え茂る庭を人工芝(ターフ)に

個人で住居をお持ちの方であれば、庭一面を人工芝(ターフ)にするのも良いでしょう。広い庭は手入れが大変ですし、放っておくと雑草が生え茂ります。
こまめに手入れできるなら問題ありませんが、多忙な方も多いでしょう。庭全体を人工芝(ターフ)に変えてしまえば、雑草が生えてくることもありませんし、メンテナンスの手間も軽減します。

個人の事例2:ベランダを人工芝(ターフ)に

庭がないマンションにお住まいの方であれば、ベランダやテラスなどに人工芝(ターフ)を敷くのがおすすめです。人工芝(ターフ)を敷くだけで、簡単に緑あふれる空間を演出できます。
きれいな状態を保ちやすく、ベランダ用のスリッパやつっかけも不要になるでしょう。見た目だけでなく、機能面にも優れた効果に期待できます。

企業の事例1:オフィス内の床を人工芝(ターフ)に

オフィスの床に人工芝(ターフ)を導入すれば、おしゃれで都会的な雰囲気を演出できます。また、オフィスの中に観葉植物や造花、人工芝(ターフ)といった緑を設置すると、従業員のストレスが軽減されたり、リラックス効果があったりなど、さまざまなメリットがあります。
人工芝(ターフ)を設置するだけで見た目が良くなるだけでなく、従業員全体の生産性向上にも役立つでしょう。

企業の事例2:休憩スペースを人工芝(ターフ)に

屋上や喫煙所などの休憩スペースの床を人工芝(ターフ)にすることで、癒やしになる空間を設けることができます。
従業員のワークエンゲージメントの向上に寄与するだけでなく、気分のリフレッシュやオンとオフの切り替えなどにも貢献するでしょう。
ただし、人工芝(ターフ)の清掃は基本的に掃除機で行うため、細かい食べカスや汁物をこぼしてしまうと後始末が大変です。人工芝(ターフ)を導入するなら、飲食スペース以外の設置がおすすめです。

テラモトが販売する人工芝(ターフ)

テラモトでは個人・法人問わずに利用できる人工芝(ターフ)を販売しています。人工芝(ターフ)にもさまざまな種類があり、それぞれの特徴に適した使い方・使用シーンがあります。
テラモトで取り扱っている人工芝(ターフ)の特徴と、おすすめの活用シーンをご紹介します。

リアル人工芝 C-1025

リアル人工芝 C-1025は、天然芝にそっくりなリアルな質感を持った人工芝(ターフ)です。見た目も天然芝とほとんど見分けがつかないため、天然芝に遜色なくあらゆる風景になじむのが特徴です。
たとえば、顧客と商談を行う会議室や、大事な展示会などにおける空間演出にもおすすめです。
もちろん、休憩スペースや小さな子どもがいる場所など、どんなシーンでも快適にご利用いただけます。
ユニットターフ α600
※関連商品:リアル人工芝 C-1025 1m×10m

ユニットターフ Α600

ユニットターフ α600は耐候性に優れているため、紫外線による劣化や雨風による変形、変色に強いのが特徴です。コンクリートによる照り返しや反射熱による温度上昇にも対応しているため、直射日光が差す屋上やテラスなど、屋外の人工芝(ターフ)設置におすすめです。
また、それぞれが小さいパネル型になっており、複数購入して好みのサイズ・形に成形できるユニット式の人工芝(ターフ)なので、特殊な形状の場所にも設置しやすいのが特徴です。
人工芝(ターフ)は1,000mm×1,000mmのマット状や、2m×20mのロール状など大きなサイズでの販売が一般的です。そのため、自分の好みのサイズや形を要望する場合、業者に施工を依頼しなければいけないケースもあります。
ユニット式であれば、サイズや形を自分で自由に作り変えられるため、人工芝(ターフ)を初めて購入する方や、まだ具体的なイメージがなく購入をためらっている方などにおすすめです。

ユニットターフα 緑150×300
※関連商品:ユニットターフα 緑150×300

人工芝(ターフ)で手入れ不要な緑を導入しよう

普段生活する住居や勤務する職場などに緑色のものを導入すると、見た目が華やかになるだけでなく、リラックス効果やストレス低減効果などにも期待できます。
しかし、天然芝のように生きている植物だと、手入れや管理が大変な一面もあります。導入したのはいいものの、十分な手入れができず枯らしてしまうケースも少なくありません。
合成樹脂を使用している人工芝(ターフ)であれば、手入れの手間を増やさず手軽に緑を導入できます。
人工芝(ターフ)にはさまざまな種類があるので、用途によって適切な製品を選ぶことが大切です。どの製品を選べばいいのか迷っている方は、カスタマイズ性の高いユニット式の人工芝(ターフ)を検討してみてはいかがでしょうか。

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