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梅雨の時期のカビ対策|健康と快適な生活のために
2024.07.08 お掃除コラム

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梅雨の時期になると、じめじめとした湿気が家中に広がり、不快感をもたらすだけでなく、カビの発生リスクも高まります。カビは見た目の悪さだけでなく、健康に悪影響を与えることもあり、家庭内の至る所にその影響が及びます。特に浴室やキッチン、押し入れなど、湿気が溜まりやすい場所ではカビの発生を防ぐための対策が欠かせません。本コラムでは、なぜ梅雨の時期にカビが発生しやすいのか、その種類や影響について詳しく説明し、特に注意が必要な浴室のカビ対策についても紹介します。

なぜ梅雨の時期にカビが発生しやすいのか

梅雨の時期、湿度が高くなり、温暖な気候が続くことで、カビが発生しやすい環境が整います。カビは湿度が70%以上、気温が20℃から30℃の条件で活発に繁殖します。梅雨はこれらの条件を満たしやすいため、家の中の隅々までカビが広がりやすくなります。また、湿気がこもることで換気が不十分になり、カビがさらに増殖する原因となります。

カビのもたらす健康被害

カビが繁殖すると、アレルギー反応や呼吸器疾患の原因となる可能性があります。カビの胞子を吸い込むと、咳やくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が現れることがあります。特に、アレルギー体質の人や喘息患者は、カビの影響を受けやすいです。さらに、カビ毒(マイコトキシン)を含む種類のカビは、長期的に健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

カビの種類

カビにはさまざまな種類がありますが、住宅内でよく見られるのは以下の通りです。
• 黒カビ(クラドスポリウム):湿気の多い場所に生えやすく、黒い斑点を作ります。カビ毒を出すこともあり、健康被害が大きいです。
• 青カビ(ペニシリウム):食品や木材に生えやすく、青緑色の斑点を形成します。見た目は目立ちますが、黒カビほど健康への影響は少ないです。
• 赤カビ(ロドトルラ):湿気と水気を好み、浴室の壁やシャンプーボトルの底などに赤いぬるぬるとした状態で現れます。

カビの生えやすい場所

カビが特に生えやすい場所は以下の通りです。
• 浴室:水気が多く、湿度が高いためカビが繁殖しやすい場所です。特にシャワーカーテンやタイルの目地、排水口周りに注意が必要です。
• キッチン:シンク周りや冷蔵庫の裏、換気扇の周りなど、水蒸気が発生しやすい場所にカビが生えやすいです。
• 窓周り:結露が発生しやすく、湿気がこもるためカビが生えやすいです。
• 押し入れやクローゼット:換気が不十分で湿度が高くなることが多く、衣類や布製品にカビが発生することがあります。
• エアコンの内部:冷却効果で水滴が生じやすく、放置するとカビが繁殖することがあります。

梅雨の時期の効果的なカビ対策方法

梅雨時期のカビ対策として、以下の方法が効果的です。
• 換気を徹底する:可能な限り窓を開けて風通しを良くし、湿気を逃がします。特に、浴室やキッチンは使用後に換気を行いましょう。
• 除湿器やエアコンの活用:湿度をコントロールするために、除湿器やエアコンの除湿機能を活用しましょう。理想的な室内湿度は40-60%です。
• 防カビ剤の使用:カビが生えやすい場所に防カビスプレーや防カビシートを使用すると、カビの発生を予防できます。
• 定期的な清掃:浴室やキッチンなど、カビが生えやすい場所は定期的に掃除し、カビの栄養源となる汚れを取り除きます。
• 吸湿剤の設置:押し入れやクローゼットなど、湿気がこもりやすい場所には吸湿剤を設置し、湿度を抑えることができます。

特にカビの生えやすい浴室のカビ対策方法

浴室は家の中で最も湿気が溜まりやすい場所の一つであり、カビ対策が特に重要です。以下に、浴室のカビ対策の詳細を記載します。

お風呂のカビは2種類ある

浴室でよく見られるカビには、大きく分けて「赤カビ」と「黒カビ」の2種類があります。赤カビ(ロドトルラ)は、石鹸カスや皮脂などの栄養分を好み、湿度の高い環境で急速に繁殖します。
これに対して、黒カビ(クラドスポリウム)は、赤カビをエサにして成長し、壁やタイルの目地などに根を張りやすいのが特徴です。黒カビは見た目の不快感だけでなく、健康リスクも高いため、早めの対策が不可欠です。

赤カビが発生すると、そこから黒カビが拡がるリスクが高まるため、早期の対策が重要です。このため、カビの発生初期に対応できる清掃用品の選定が、浴室の清潔さを保つ鍵となります。

赤カビをエサに黒カビが生える

赤カビが繁殖することで、黒カビがその栄養源としてさらに広がりやすくなります。赤カビが浴室の表面に付着し、そのまま放置されると、黒カビがその場所を拡大してしまうため、清掃も困難になります。
黒カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや呼吸器系のトラブルの原因にもなるため、浴室環境の衛生管理が重要です。
特に、排水口やシャワーカーテン、タイルの目地などは、赤カビが発生しやすい箇所ですので、定期的な清掃が必要です。
赤カビが見つかったら、すぐに除去しておくことが、黒カビの発生を防ぐ効果的な手段です。日々の清掃に便利な道具を使うことで、カビの繁殖を抑制し、浴室を清潔に保ちましょう。

浴室の正しい掃除方法

カビの発生を効果的に防ぐためには、以下の手順を日常的に実践することが重要です。

① 湿気を取り除く: 浴室使用後は、窓を開けて換気を行い、湿気を減らします。換気扇を回すことで、湿度を下げ、カビの繁殖を抑えます。

② 清潔を保つ: カビの栄養源となる石鹸カスや皮脂汚れを定期的に除去します。浴室の床や壁、排水口周りなどの汚れを取り除くことで、赤カビや黒カビの発生を防ぎます。

③ 水分を拭き取る: お風呂上りには、浴室内の壁や鏡、床の水分をスキージーで拭き取ることで、水垢やカビの発生を抑えます。

おすすめ掃除道具

カビの発生を抑え、浴室を清潔に保つために、以下の4つの清掃用品をお勧めします。

1. プラタワ・フォーバス
プラタワバス
床洗い用のプラスチック性タワシです。尖った毛先がタイルのすき間や水はけ用の凸凹の間の汚れをかき出します。柔らかく手にフィットするため、力を入れてこすり洗いできます。

2. バススポンジ
バススポンジ
バスタブ掃除用の柄付きスポンジです。ヘッドは可動式で良く動くため、曲面や角にもしっかりフィットします。またスポンジ表面は網目状のブラシになっており、皮脂などの汚れをしっかり落とします。

3. ウォッシュクロス
ウォッシュクロス
特殊な織りの袋状クロスです。繊維表面の細かな凹凸が汚れをしっかりキャッチします。排水口まわりの狭い場所にもしっかりフィットして汚れをかき出します。袋状のため自立し、乾燥しやすく清潔です。

4. スキージー
スキージー
シリコン製の水切りワイパーです。横幅は27.8cmと広いため、壁面や鏡などの水滴も少ない回数で取ることができます。タオルハンガーに掛けるための穴が空いているため、収納場所にも困らず邪魔になりません。

まとめ

梅雨時期は湿気と温暖な気候がカビの繁殖を助長しますが、適切な対策を講じることでカビの発生を抑え、快適で健康な生活を維持することができます。特に浴室のカビ対策を徹底し、清潔で快適な浴室環境を保ちましょう。

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