人工芝はちゃんと選ばないと損をする!種類と活用事例とは!
2019.04.17
商品の選び方
皆さんは、人工芝と聞くとどのようなものをイメージされますか?
野球場やサッカー場などのスポーツ競技場を想像する方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は人工芝にはたくさんの種類があり、スポーツ競技場以外にもさまざまな場所で人工芝が活用されています。
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今回は、人工芝の種類とその活用事例をご紹介します。
そもそもなぜ「人工芝」を敷く必要があるの?
人工芝の誕生
人工芝の歴史は、1965年、世界初のドーム式球場であるアメリカのアストロドームに始まります。
当初は、屋根に透過性の素材を使い、芝生も天然芝を敷いていましたが、太陽光が選手のプレイに影響を与えるとして、急遽、屋根の素材が遮光性のものに変更されました。
すると、芝生に日差しが届かなくなったことで芝生が枯れてしまうというトラブルが発生し、光がなくても枯れることのない人工芝の開発がなされ、世界初の人工芝が敷かれることとなりました。
天然芝と人工芝の違い
天然芝は、十分な日差しと水、肥料が必要であり、成長時期は月に一回ほどの刈込が必要です。
加えて芝生の間から生える雑草の除去や硬くなった根を切る作業も必要になります。
また、冬場は枯れてしまうため、一年中きれいな緑色を保つことはできません。
それに対し人工芝は水やりや刈込などの管理が一切必要なく、維持費用も抑えられ、一年中きれいな緑色を保つことができます。
人工芝の活用事例
商業施設の中庭や屋上では、一年を通してグリーンの景観を演出するために人工芝が採用されています。
幼稚園や保育園ではコンクリート部分に人工芝を用い、コンクリートの冷たく硬い質感をクッション性のある人工芝で覆うことで、子どもたちが裸足で走りまわっても安全な空間へと変えています。
また、一般家庭の庭にも管理が楽で一年中緑を楽しめるという理由で、人工芝を導入するケースが増えています。
種類別!人工芝の特徴と活用シーン!
ベランダ、玄関向けの人工芝
ベランダや玄関に敷かれる人工芝には、業務用には「ハードターフ」、家庭用には「ユニットターフC型」がおすすめです。
ハードターフは、芝の中に「イボ」を付けて芝が倒れるのを防ぐため、芝がへたりにくく、耐久性に優れた人工芝です。
適度なクッション性があるため、ケガの防止にも役立ちます。
また家庭用のユニットターフC型は、水はけが良いので雨が入り込むベランダにも使いやすくなっています。
施設向けの人工芝
「ユニットターフα」は、へたりにくく、対候性にも優れ、長く使える品質の高い人工芝で、保育園や幼稚園、病院、老人保健施設などにおすすめです。
安心の国産製品で、ぎゅっと詰まった密度の高い芝は長くて太さもあり、裸足で芝の感触を楽しみたくなるほどの心地よさです。
コンクリートの照り返しを防ぎ、反射熱による温度上昇を抑える効果もあります。
素材中心に選ぶ人工芝
お手頃な価格で使いやすい「人工芝HC-200」、「TOグリーンP7000」は、店舗や展示場など室内の小さい面積で使う場合に適しています。
「TYグリーン620」、「TOグリーンP-500」は、芝の密度も濃く、対候性や耐久性もあるためディスプレイ用の資材やベランダなどの屋外の使用にも適しています。
スポーツに対応した「TYグリーン790」は、裏面にフォームを用いることで高いクッション性を実現したハイクラスの人工芝です。
人工芝には魅力がたっぷり
人工芝は天然芝と比較し、日常の管理がぐっと楽になるというメリットがあります。
また、冬になると枯れて茶色くなってしまう天然芝に対し、一年中きれいな緑色を維持できるという魅力もあります。
無機質なコンクリートを人工芝のグリーンで覆うだけで、冷たい印象から自然を彷彿とさせるリラックスできるような印象に変えることもできます。
活用の場所が広がる人工芝ですが、さまざまな種類がありますので、使う場所や目的に合ったものを選びたいものですね。
今回の記事が、人工芝選びの参考になりましたら幸いです。