マットのエリア・グレード・種類別から敷き方までご紹介します!
2019.05.09
商品の選び方
建物の入り口には、必ずと言っていいほどマットが敷かれています。マットを敷く理由は色々ありますが、主には建物内への土砂や水分の持ち込みを防ぐためとされています。
ただ、敷く場所によってマットはさまざまな種類に分かれており、適切に配置しなければ土砂や水分を除去する機能が低下してしまい、かえって清掃の負担を増やすこともあるのです。
そこで今回は、マットの機能を最大限活かせるエリア別のマットの選び方と敷き方をご紹介します。
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土砂・砂や埃・水分の種類
粗めの土砂
建物の入り口の前や屋外に置にマットを置く場合、粗目の土砂を建物に持ち込まないようにマット上で土砂を落とせることが理想です。
テラモトのマットを例に説明しましょう。「テラロイヤルマット」は、目が粗いスルー形状になっており、土砂や水がマットの下に抜け落ちる構造になっているためマットに土砂や水が溜まることなく、防塵効果が長持ちするマットです。
「ナイロンブラッシュH-25Ⅱ」は、スパイクシューズで踏んでも大丈夫なほど超極太のブラシが付いたハイグレードマットです。
細かい砂・ホコリ
自動ドアなどを挟んでオフィスビルの内側に設置するマットは、細かい砂やホコリを落とせるタイプがおすすめです。
テラモトの「ハイペアロン」は、カットパイルとループパイルを混ぜ合わせ、頑固な汚れも細かなホコリもキャッチできるようになっています。
弾力回復性が高いのでへたりにくく、水洗いで色落ちがしにくいのも特徴です。
またハイグレードモデルの「パワーペアロン」は高級感を漂わせるパイル上のマットで、靴底の汚れを取り除けることはもちろん、クッション性も高く、へたりにくい、絨毯を思わせるようなマットです。
水分
雨の日は、靴や傘に付いた水分が滴り落ちることで床が滑りやすくなるため、水分の吸収性が高いマットを敷くことをおすすめします。
「雨天用マット エコレイン」は再生PETを使用した毛足の柔らかいカットパイルとループパイルが、抜群の吸収性能を発揮する雨の日用のマットです。
「雨天用マット テラレイン」はハイグレードモデルで、高い吸水性もありながら靴底の汚れも落としやすい構造になっています。
エリア別に適したマットの敷き方
ポイントは歩数と種類!
屋外、風除室、屋内とエリアごとにマットの役割は変わってきます。マット選びの大きなポイントは「その場所に合ったマットを選ぶこと」と、「歩幅を考えてマットの奥行きを決定すること」の2つです。
正しくマットを設置するだけで、室内に持ち込まれる土砂を90%もシャットアウトできるとされています。
屋外のマット
建物の入り口や屋外に設置するマットは、歩幅2~3歩、奥行き目安は1500~1800mmです。
ここでは、粗い土砂や泥を落とせるマットが適しています。
「テラロイヤルマット」、「ナイロンブラッシュ H-25Ⅱ」がおすすめです。
風除室のマット
玄関フードとも呼ばれる「風除室」にマットを設置する場合は歩幅3~4歩、奥行きにして1800~2000mmの細かい砂や水分を落とせるマットを敷きましょう。
耐久性が高く、砂や水分を落とし込める「風除室マット ダストップ」がおすすめです。
屋内のマット
風除室から屋内に入ってすぐに敷く場合、歩幅3~5歩、奥行き1800~3000mmのマットがおすすめです。
このケースでは微細なホコリや汚れを落とせる「ハイペアロン」、「パワーペアロン」などがベストな選択になるでしょう。
屋内に入り、6歩以上の箇所には、奥行き3000~5000mmの靴底の水分も吸収できるマットで、雨天時だけでなく常設設置が可能なマットである「雨天用マットテラレイン」がおすすめです。
適切な場所に適切なマットを
マットには、建物に土砂や汚れを持ち込ませず、建物の内部を清潔に保ち、清掃の手間を減らす効果があります。
雨の日は水分を吸収し、転倒防止にも役立ちます。
さまざまな種類のマットがありますが、選び方や敷く場所などを誤ると、せっかくのマットの効果を発揮できないこともあります。
今回ご紹介したマット選びのポイントを、ぜひ参考にしてください。