ホテル清掃のプロから学ぶ!自宅のトイレや窓ふきなどの掃除術!
2019.06.17
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「自宅の掃除をもっと効率化して、余った時間を趣味や自分のために使いたい!」、「苦手な掃除を好きになるために簡単な掃除方法を知りたい!」など、自宅の掃除の悩みは尽きることはありません。
「掃除のことは掃除のプロに聞け」ということで、今回は掃除のプロである「客室清掃員」が行っている掃除のポイントとコツについてご紹介します。
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できるだけ揃えたい!プロが使う清掃用具5選
掃除方法について解説する前に、まずは掃除に欠かせない「掃除道具」についてご紹介します。実際に客室清掃員も使うことが多いものばかりなので、できるだけ多く揃えることをおすすめします。
1.業務用エプロン
掃除用に家庭用の布製のかわいいエプロンを備えている人も多いのではないでしょうか。確かにかわいいエプロンがあれば、掃除へのモチベーションを上げることにもつながりますが、機能性を重視するなら断然「業務用の清掃エプロン」がおすすめです!その際は耐久性・撥水・撥油性を備えたポリエステル素材の胸当てエプロンを選びましょう。また、ポケットがたくさんあるタイプを選ぶことで、下記で紹介する掃除道具をより多く収納できるようになり、作業効率の向上も期待できます。
2.スクイジー
窓をピカピカにしたいなら、窓を洗ったあとに水滴をかくための「スクイジー」が必須です。一般的な家庭用のスクイジーの素材は、ゴムやプラスチックが多いのです。一方で、プロが使うスクイジーは真鍮製が多く性能も高めです。普段の窓掃除でスクイジーを使うだけでも、仕上がりは全く異なりますが、より上を目指すなら真鍮製のスクイジーの購入を検討してみてください。
3.ドライバー
意外かもしれませんが、客室清掃員やプロのハウスキーパーはドライバーを持参していることが多いです。基本的にはサッシの溝などの隙間のホコリを取るほか、通常の雑巾がけでは届かない場所も雑巾の上から溝をドライバーでなぞることで、水拭きすることも可能。工具箱があるご家庭なら、ドライバーも入っている可能性が高いのでまずはチェックしてみましょう。
4.歯ブラシ
ドライバーが自宅にない場合は、歯ブラシを使ってサッシや床の溝などをキレイにすることも可能です。また、風呂の排水溝の髪の毛を根こそぎ取ることができるなど、活用シーンは幅広いので、掃除の際はエプロンのポケットに入れておくことをおすすめします。
5.ほうき
プロは掃除する場所や用途によって、ほうきの種類を細かく使い分けています。これは自宅の掃除にも有効で、例えば家の玄関や駐車場などを掃くときは「シダぼうき」、屋内や畳を掃除する際は「座敷ぼうき」と使い分けることでより効率的に掃除を行うことができます。
これだけは覚えておきたい!掃除術の基本の「キ」
次に基本的な掃除方法についてご紹介します。もちろん客室清掃員や業者のマニュアルによって差異はありますが、掃除の効果を上げることが期待できるのでぜひ実践してみてください。
1.掃除をする「導線」を決めておく
掃除の導線とは、「どこから手をつけてどの順序で掃除をしていくのか」ということです。例えば、客室清掃の場合は客室を清掃する際はまずは入り口から奥に向かって、スリッパの整列などを始め、掃除機をかけるときは逆に部屋の奥から手前に向かって掃除していくことが多いです。
掃除するルートを決めておくことで、目につくゴミを見落とす確率を下げられるほか、無意識のうちに同じ場所を掃除してしまうという「時間の無駄」も削減することができます。
掃除機などの床掃除の場合は、奥から手前、時計回りなど特に決まりはありませんので、各ルートを試してみて最もしっくりくるルートを固定して行いましょう。
また、床掃除をする前に棚やテーブルなどの拭き掃除を済ませておきましょう。掃除の基本は「上から下へ」。あらかじめホコリなどを床に落としておくことで、二度手間を防ぐことがことできます。
2.トイレ掃除は必ず水を抜く
洋式便座のトイレを掃除する際、そこに溜まっている水をそのままにして、ブラシでこすってしまう人も少なくないのではないでしょうか。そのまま掃除してしまうと、洗剤の効果が十分に発揮されずフチに水垢が付いてしまうことも考えられます。トイレの水抜きは、①止水栓を閉じる。②いつものように水を流して、タンクの水を抜く。③ウォッシュレットのノズル清掃ボタンを押す。④水抜き栓にドライバーを挿して、反時計回りに回して水を抜く。以上の工程で5分もあれば水を抜くことができるので、トイレ掃除の際は必ずトイレの水を抜いてから行うようにしましょう。
3.窓ガラスの掃除は、正しい道具の使い方を理解する
プロ清掃員が行う窓ガラスの掃除の順番は、①水拭き(アルカリ電解水と雑巾を使用)②水切り(スクイジーを使用)③仕上げで水滴を拭きとる(マイクロファイバークロスを使用)と大きく三段階に分かれており、それぞれで使う道具も異なります。客室清掃員は、各道具の使い方と掃除方法をマスターすることで、窓掃除のクォリティは大きく向上します。それぞれの詳細をご紹介しましょう。
・水拭きのコツ
窓ふきの基本は「コ」の形に拭いていくことです。上の左角からスタートして、右端にぶつかったら雑巾を真下にずらして、また横に拭いていく…。という形で一番下まで拭いていきましょう。こうすることでムラなく拭き取ることができます。水拭きでもある程度、キレイに汚れを拭きとることはできますが、プロはおすすめするのは「アルカリ電解水」です。実際に客室清掃員にも採用されることが多い「100%水からできているアルカリ性の洗浄液」で、界面活性剤などは含まれていません。アルカリ電解水を雑巾に含ませて窓拭きすることで、拭き後がより残りにくくなるほか、くすみや埃も取り除きやすくなります。Amazonやホームセンターなどで簡単に購入できるので、ぜひ使ってみてください。
・スクイジーのコツ
スクイジーは窓の上から下に向かって使いましょう。注意するのは、一度上から下まで降りきったら、必ずスクイジーについている水分を拭きとることです。その後、3~5cmほど前回拭き取った場所と被るくらい横にずらして、次の列を拭き取ります。これを繰り返しながら、最後まで水分を拭き取りましょう。
・マクロファイバークロスのコツ
スクイジーで窓の全面を水切りした後は、マクロファイバークロスを使って最後の仕上げを行いましょう。乾いたタオルでも代用できますが、より繊維の細かいマクロファイバークロスを使うことでより拭きムラを残すことなく仕上げることができます。
・窓掃除をする順番とおすすめの天候
業務で毎日窓拭きする必要があるプロの客室清掃員とは違って、自宅の窓掃除をする場合は、おすすめの天候があることをご存知でしょうか。一般的な透明な板ガラスは場合、窓掃除は夕方や曇りの日に行うほうが、汚れを見つけやすく、拭き残りや見逃しを防ぐことができるとされています。
プロは道具にもこだわる
今回は、プロの清掃術の基本とそれに必要な道具を紹介しました。プロの技術を支えているのは道具なので、まずは形から入るという意味でも一般の人も業務用の道具からそろえてみてはいかがでしょうか。
テラモトは多種多様な業務用の清掃道具のメーカーであり、ホテル用のカートなども製作するなどプロの客室清掃員の方を陰ながら支えています。
一般の方も見ていて楽しい、欲しくなるカタログも公開しているので、ぜひご覧ください。
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