TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

トイレが詰まる前に知っておきたい。ラバーカップの使い方と種類
2019.09.06 道具の使い方

pixta_50100548_S

トイレや排水管、排水パイプなどの詰まりを解消するために役に立つのが「ラバーカップ」です。しかし、ラバーカップの正しい使い方を知っている人は意外と少なく、いざ使うとき慌ててしまう人も少なくないようです。そこで、ラバーカップの種類および正しい使い方についてまとめました。トイレがつまってしまう前にぜひ確認しておきましょう。

【こちらの記事も読まれています】
今さら聞けない?でも気になる! トイレ掃除のコツとポイントをチェック
3点ユニットバスの浴槽、トイレ、洗面台の掃除方法とおすすめ掃除道具

ラバーカップの種類

pixta_41519787_S

ラバーカップは大きく分けて「和式」、「洋式」、「洋式(節水型)」の3種類があり、種類によって使い方が異なります。まずは、それぞれのラバーカップの特徴についてみていきましょう。

和式

ラバーカップと言われて多くの人が思い浮かべるのが、和式用のラバーカップです。ゴムの部分がドーム型になっており、その内部は空洞になっています。和式用のメリットは、トイレ以外にも使用できるということです。キッチンや洗面所の排水溝が詰まったときにも、和式用のラバーカップがあればスムーズに対処することができます。

洋式

洋式用のラバーカップは一見すると和式用のものと似ていますが、ゴムの内部を見ると先端が少し出っ張っていることが分かります。自宅のトイレが洋式であれば、トイレに合ったサイズの洋式用ラバーカップを購入しましょう。なお洋式用ラバーカップの中には、和式トイレにも対応しているタイプもあります。

洋式(節水型)

洋式用ラバーカップの中でも、ツバ付きのタイプは「節水型」と呼ばれています。ラバーカップは完全に排水溝を覆うことができないと圧をかけることができませんが、節水型はツバによってしっかりと隙間を埋められるため複雑な形のトイレでも利用できます。近年では、節水型トイレの普及によって洋式ラバーカップの需要が増えているようです。

意外と難しい!ラバーカップの正しい使い方

ラバーカップは簡単に使えそうに思えますが、正しく使うのは案外難しく、正しい使い方を知らないと使いこなすことはできません。ここでは、ラバーカップを正しく使うためのポイントについてご紹介します。

ラバーカップを正しく使うためのポイント

pixta_39915135_S

ラバーカップを正しく使うためのポイントは、「静かに押して、力を入れて引く」ということです。簡単なことですが、これを意識するだけで詰まりが解消されやすくなります。
まず、排水溝を覆うようにラバーカップをかぶせましょう。このとき、水があまり溜まっていない場合はラバーカップのゴム部分が隠れる程度に水を足します。
そして、ラバーカップを静かに排水溝に押し付け、ゴム部分が凹んでいる状態になっていることを確認します。
しっかりとゴム部分が凹んで圧がかかっていることを確認したら、力を入れて思い切り引きます。ただし、勢いよく引きすぎると水が顔まで跳ね返ってしまうので注意しましょう。跳ね返りが気になる場合は、ラバーカップの柄の大きさに穴を開けたビニールシートをかぶせて作業するのがおすすめです。
この動作を数回繰り返すと、トイレの詰まりも解消されるはずです。作業が終わったら、バケツなどで水を流して詰まりが解消されていることを確認してください。

ラバーカップを使い終わったら

ラバーカップを使い終わったら、水で隅々まで洗いましょう。洗剤を使うとゴムが傷んでしまうので、水洗いだけで十分です。そして、汚れが取れたら天日干しをして乾かします。ラバーカップはお手入れをしないと臭いが強くなったり虫が湧いたりするので、使った後には必ず洗って乾かすようにしてください。

ラバーカップを正しく使ってトイレの詰まりを解消しよう

トイレが詰まるのはそう滅多にあることではありませんが、いざ詰まってしまうと非常に困りますよね。そんなときも、ラバーカップがあれば安心です。正しく使えば簡単に詰まりを解消できるため、焦る必要もありません。ぜひ万が一のときのために、自宅のトイレに合った種類のラバーカップを購入してみてはいかがでしょうか。

本サイトではより良いサービス提供のために、Cookie情報を通してお客様の利用状況データを収集しています。同意される方は「同意する」ボタンを押してください。 同意しない方はリンク先よりオプトアウト設定をお願い致します。 収集した個人情報の取扱いについてはプライバシーポリシーよりご確認下さい。