TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

悪臭、クレーム…保育事業の新しい課題「オムツ処理」とは
2019.11.13 お掃除コラム

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待機児童が全国的に問題となっている昨今ですが、実は保育施設内でも多くの課題があります。
そして、そのうちの1つが「オムツ処理」です。
ここでは、保育事業において避けては通れないオムツ処理の現状と課題について確認していきましょう。

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これからはオムツを施設で処理することが主流に?その3つの理由

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従来では、保護者が子供のオムツを持ち帰ることが当たり前でした。
その理由は「健康状態の確認」と説明されることが多いです。
その一方でオムツの持ち帰りには多くの問題点があるため、近年ではオムツを施設内で処理する傾向が強くなっています。
まずはオムツを持ち帰ることの問題点をみていきましょう。

衛生的ではない

オムツを持ち帰る問題点として真っ先に挙げられるのが、衛生面の課題です。
使用済みのオムツを持ったままスーパーなどに入ってしまうと不衛生ですし、感染症などのリスクが高まってしまいます。
そのため施設や周辺地域の衛生環境を守るためには、オムツはできるだけ早く処理する必要があるのです。
特に下痢などをしている場合は感染のリスクが上がるため、なおさら迅速な処理が求められるといえます。

臭いが気になる

オムツの臭いは、ビニール袋などで何重にも包んだとしても漏れてしまうものです。
特に夏場のオムツの臭いはかなりきつく、持ち帰る保護者にとっては大きな負担だといえるでしょう。
特に保育施設から自宅まで電車やバスなどの公共交通機関を使わなければいけない場合は、なおさら大きな問題になってしまいます。
オムツの持ち帰りは、一般の人に迷惑をかけてしまうリスクを伴うのです。

保育士の負担が大きい

オムツの持ち帰りは、保護者だけではなく保育施設で働く保育士にとっても大きな負担となります。
保育士は1日に何十回とオムツ交換をしなければならないため、そのたびにオムツを仕分けしなければいけません。
それに対し、保育施設でオムツ処理をする場合であればそのまま捨てるだけでいいため、保育士の負担軽減につながるのです。

保育施設がオムツ処理をすることの問題点

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オムツの持ち帰りの是非についてはネット上で議論になることも多く、施設内でのオムツ処理を検討したり実際に回収している保育施設は少なくありません。
その一方で保育施設がオムツ処理をすることの問題点もあるので注意が必要です。

処理費用がかかる

家庭で処理を行う場合、オムツは「家庭廃棄物(家庭ごみ)」に分類されるため処理費用はかかりません。
しかし、保育施設で処理する場合には「事業系一般廃棄物(事業系ごみ)」に分類されるため処理費用が発生します。
処理費用の問題で施設内でのオムツ処理に踏み出せない保育施設は多く、一部の地域では自治体がオムツ処理用の予算を組んでいます。

保管スペースがない

施設でオムツを処理する場合には、業者が回収に来るまですべてのオムツを保管しなければいけません。
しかし、特に小さな保育施設の場合には十分な保管スペースを確保できないケースもあるようです。

保育施設でのオムツ処理は回収ボックスが便利

解決しなければいけない課題はあるものの、衛生面などの問題を考えるとオムツは施設で処理するのが理想的だといえます。
そして、施設でオムツ処理を行うにあたって便利なアイテムが「回収ボックス」。臭いが漏れにくく、大量のオムツを保管しなければいけない場合も安心です。
このように、オムツ処理に役立つアイテムは多くあります。ぜひ施設でのオムツ処理を検討してみてはいかがでしょうか。

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