一度、製品として製造・使用された(製造過程の廃材を含む)のちにリサイクル処理により再び素材として利用できる状態にしたものです。
「再生プラスチック」「再生紙」「再生繊維」などが挙げられます。
再生素材の利用が推進されることにより、2つの大きなメリットがあります。
第1に「ゴミとして処分しなければならない量が減る」ことです。
ゴミとして処分するためには相応のコストがかかりますし、最終処分場が不足する懸念については記憶に新しいです。
再生素材として再利用することができれば、ゴミとして焼却や埋め立て等をする必要がなく、ゴミ処理コストの削減とゴミの燃焼による環境汚染への影響も抑えられます。
第2に「原料の消費を抑えられる」ことです。
例えばプラスチックであれば「石油」、紙であれば「木材」のように、素材を一から作り出すためには資源の消費が欠かせません。
しかし、再生素材は素材原料の消費を抑えて素材を作り出すことができるので、限りある資源の消費を抑えて素材を確保できるのです。
プラスチックにおいては「マテリアルリサイクル」されている場合を、一般に再生材料と呼びます。
エコマークの認定要件では、マテリアルリサイクルされたプラスチックのうち「プレコンシューマ材料」と「ポストコンシューマ材料」を、厳密な再生材料としています(同一工場・同一工程内廃材を含まない)。